第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #7.方向音痴

ロータリーにあった素敵な噴水

出発の日が来た。準備は万全だ。
天気も良くフライトも時間通り。同行した先輩がレンタカーを手配して下さり、私はちゃっかりと同乗してるだけだからラクチンである。持つべきものは、良き先輩～～～！

予定通りに会場であるホテルに到着。
オハイオは初めてで、何にもないイナカかと思っていたら、シンシナッティ Cincinnati は結構な都会。
ホテルはハイアットリージェンシーで、街のど真ん中にあった。
ホテル内にサックス5thアベニューがある。
シャネルやヴィトンの店舗が入ってる。気分転換にショッピングでもしたいし、もし優勝したらご褒美に何か買っちゃおうかな～、って思ってたけど、結局行く時間はなかった。やっぱりね....トホホ(:_;)

ホテルの目の前にメイシーズやいろんな店があり、マコーミック McCORMICK'S FISH HOUSE &BAR やモートンズ MORTON'Sといった、有名処のレストランがすぐ近くにある。
コロラドにもある気楽なパブも何件かあった。

ロータリーの真ん中には噴水があり、銅像が立っていてとてもきれい。
デートスポット、と見た。
噴水の前で待ち合わせ～なんて、日本を思い出すなー。ロマンチックですね！

オハイオ州シンシナッティ

金土はホテルに缶詰になるだろうから、外食出来るのは今日（木曜日）だけと思い、早めの夕食に外に出た。美味しいステーキと大好きなフレンチフライをたっぷりといただき、元気もりもり準備万端。
その後街を少し散策し、リカーストア（酒屋）に行く、と言う先輩に別れを告げて一人でホテルに帰る事にした。

ホテルは目と鼻の先のはず。
ここを曲がってこう来て......あれ？？？なんか違う.......あれ.....道に迷ってしまった(・。・;
あたりは薄暗くなり、みんな足早に歩いてる。ちょっと怖い.......
信号待ちしてた優しそうな若い女性に、『サックスはどこですか？』と聞くと、『2ブロック先の、

両手から水が流れ落ちている
ロマンチックです...

ほらあそこよ。』と親切に教えてくれた。
その通りに行き、確かにサックスには着いたけどホテルのエントランスがわからない。
ビルの裏側に入ってしまい、この辺は工事をしていて人通りがまばら。来た道を引き返してバレー・パーキングのお兄ちゃんに『ハイアットのエントランスはどこ？』と聞くと、何のことはない反対側。逆に曲がってしまったのです。やっとホテルにたどり着いた。
普通の人だったら絶対迷わない、この近さ。私は相当重症の方向音痴。あー、戻って来れて良かった。

だから、会場の下見は絶対しておく。
自分の部屋からどう行くのか、必ず確認。あとトイレの位置とか......
登録を済ませ、顔見知りのスタッフに『シニア女子は何人くらい出るの？』とか、『フロアはカーペットなの？』とか情報集めを試みたが『わからないのよね～。』と収集なし。

それでもめげずに他の人に聞いたら、『ウォームアップルームはここで、いつでも使えます。試合のフロアは見た目ウッド（木）のプラスチックコーティングになります。でも設置するのは金曜の夜になります。』とのありがたい情報をゲット。
金曜の夜に設置....って事は、土曜の朝一番に来てウォームアップしないと、ぶっつけ本番になったらヤバいよー。

闘いはもう始まっている。
その時になってびっくりしない様に、要らぬ不安を掻き立てない様に、出来るだけの事はしておくべし。
とにかく道着に着替え、練習する。これしかないです。勝ちたかったら練習あるのみ。
ウォームアップルームの床はカーペット。凄く滑りやすい。バランス崩して筋伸ばしちゃった、なんて事にならない様慎重に動く。
でも体幹さえしっかりしていれば、重心の位置を正しく掴んでいれば、下半身がしっかりしていれば、どんなサーフェスでも安定して動けるはず。だからそういう稽古をして来た。だってもし実際に暴漢に襲われたら、サーフェス云々なんて言ってられませんからねー。

ま、何はともあれカウントダウンの始まりです。

To be continued......

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その他のエピソード☆＃1.速報、＃2.組手がイヤ！、＃3.飛ぶのが怖い、＃4.特訓開始、＃5.気分は岡ひろみ、＃6.バンザイ終わった?!、#7.方向音痴、#8.ど～んと来い！、#9.鉄騎初段、#10.絶対の自信、#11.This is it! 4年連続全米優勝

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第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #6.バンザイ終わった...？！

結び立。立ち方はとても大切。
それぞれの個性が出ますね！

『これから5日間毎日稽古しろ。』

言われた通り、毎日真面目に稽古した。先生がご都合で来られない時も自己練した。
今年はビデオは見ないで、フォームのチェックは鏡でやった。
ビデオを見ると大抵落ち込むので、この時期は見ない方がいい。それにやはり、ビデオと実際の動きは微妙にずれると思うので、混乱しないためにも今年は無し。

平安二段の最初の挙動がなかなかうまくいかず、それこそ何十回と繰り返した。なかなか前に進めない～。気分を変えるため違う形をやり、おもむろに平安二段に戻ったり.......を繰り返した。

お互いに、礼！

今年は普段の稽古で、矢口先生が特に『体幹』を重視していた。
その結果が現れ、だいぶ安定が増してきたと思う。

さて、怒涛の様な稽古を毎日行い、『5日目』が来るのを楽しみにしていた。
そしていよいよ最終日、先生がチェックして下さった。
心配していた平安二段はあっさりとOKを頂き、他の部分でアドバイスを頂いた。

自分でばっちり、と思ってる所を直され、イマイチだよな～の箇所を褒められる.......そんなもんなんですよね～。だから誰かに客観的に見てもらうのは効果があるのデス。

先生に『5日間よく頑張ったぞ！体力もあるし、技もできた。これからは少し休め。調整しなさい。』と言われた時、『バンザ～イ、終わったぁ～～！』と思ってしまったのです！！！

ちょっと待ったァ！！

終わってない終わってない、これから始まるんだ！！と慌てて否定した。
私は気が張っている時はいいが、抜けると一気に抜けてしまうのだ。今抜いたら今までの苦労、1年間やって来たことが水の泡だ。
これにすぐ気が付いたから良かったものの、危ない危ない.......
ので、出発前日の水曜日もばっちり稽古しましたとも。

To be continued......

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TubaChristmas ☆

 Wishing You A Wonderful Chrisymas !!

 

300人のチューバ演奏者が奏でる、ほのぼのクリスマスの動画

チューバ・クリスマス。これみーんなチューバです！

チューバ・クリスマス TubaChristmas に行ってきました！！

 

『チューバ・クリスマス』とは、チューバ（Tuba テューバ、大型の低音金管楽器）だけで行うクリスマス・コンサートです。

デンバーのスカイラインパークで行われたチューバ・クリスマス 、今年で39回目を迎える、とても歴史のあるコンサートなのです。

 

300人のチューバ演奏者と沢山の観衆が集まりました。

もちろん無料です。

 

アンティークのオフィクレイド Ophicleïde
吹いていたのは90歳のおじいちゃん

一口にチューバと言っても7種類もあり、中でもダブルベルチューバと、アンティークのオフィクレイド Ophicleïde はとても珍しいのです。

オフィクレイドを演奏したのは、90歳になるおじいちゃん。

 

家族みんなで参加した人も多く、とてもほのぼのとしたコンサートでした。

 

このチューバ・クリスマス、今月、アメリカ各都市とカナダ、コスタリカ、スイスとニュージーランドを含む274都市で開かれます。

全世界的なイベントなのです～！







珍しいダブルベル。
大きいベルは上向き、小さいベルは前を向いています。



 

 



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第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #5.気分は岡ひろみ

一般女子（18-44歳）組手の決勝の動画。

シニア女子形の予選、鉄騎初段

稽古は平安形を中心に行われた。
本当を言うと、平安形から選定形（抜塞大、慈恩、燕飛、観空大）、得意形第1（抜塞小）、第2（二十四歩）と行く予定だったのだが、平安ラウンドから抜け出せないでいた。
それほど事細かに、一挙手一投足、ひとつひとつの技を直されまくった。
こんなに平安形を徹底的に稽古したのは初めてだ。

『膝が内側に入ってる！膝から下は床だと思え。動かすな。』
『左肩が上がってる！』
『手首が曲がってる！手刀の時はまっすぐだ！』

『脇を早く締めろ。突きがブルってるぞ！』
『中段突はもう少し高めに。的が床に行ってるぞ！』
『どこ向いてるんだ！的はこっちだろうが！目線は大切なんだ、ちゃんと見ろ！』
『肘が離れてる。いつも言ってるだろ、ぎりぎりまで離すな。』

『いいか、的はどこか考えてみろ。遠くじゃない、近くなんだ。そしたら動きはこうだろ？』

『スタンプじゃないだろ？足裏を床から離すな。それを癖にしたらやっかいだぞ、今直せ！』

『諸手受が弱い！手で受けるな、腰骨で受けるんだ！』

『スタートの手の位置が中途半端なんだ。だから弱いんだよ、もっと思い切って体全体を使え、セーブするな！』
等々.........

稽古を見て下さった先輩と。有難うございました！

1時間くらいかなーと考えていた稽古はびっしり1時間半休憩なし。
その情報量たるや凄まじく、家に帰るとぐったりと倒れこみ、おまけに知恵熱まで出てしまう有様だった。

これらは普段の稽古でいつも言われてる事だし基本と言えば基本なのだが（基本稽古を十分にやってるつもりだったのだが甘かったのを思い知らされた。）、初心者の基本レベルと四段の基本は全く違い、それに全米のしかも曲者揃いのシニアで勝ちたきゃこの位できないとな、と妥協は許されなかった。

全く気分は岡ひろみ.........『ああ、先生は、空手はどこまで私に要求する？』てな感じっすね。

高校時代、岡ひろみになりたくてなりたくてでもなれなかった（そんなコーチいなかったもん。）

チームメイト同士の対決となった茶帯クン達。
2人とも良くがんばりました。

自分が、ン十年の時を越えてなれるなんて、人生捨てたもんじゃありません。夢はあきらめなければ必ずかなうんですねぇ～。

『そんな安物の空手なんかするんじゃない、高級レストランの空手をするんだ！』ととても具体的でわかり易い矢口節炸裂、日本人で良かったとしみじみ思いました。

平安形の特訓によって、選定形も得意形も、動きが変わって来た。
苦手だった燕飛も、何とか及第点までこぎつけた。

圧倒的な稽古量から来る、ここまでやったんだ、という揺るぎない自信。
先生の望む様な形を打ちたい、という意欲と格の違いを見せつけてやる、という強気な心理。

しかし、ここに意外な落とし穴があったのだ.........

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第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #4.特訓開始

シニア女子組手

全米大会まであと1週間に迫ったある日。

稽古は十分したし、これからは怪我と風邪に気を付けて調整だな。練習量を減らそう、と考えていた。

 

矢口先生が出稽古から帰って来られ、久しぶりに稽古をつけて頂いた。

すると先生は、『これから毎日5日間休みなしで火曜日までしっかり稽古しろ。日曜日もだ。俺が見る。』と仰った。

 

が、があ～～ん........

そんなに仕上がりが悪いの？とトホホな気分.......
 

火曜日って、出発2日前......

金土日月は先生のクラスはないのだが、『明日何時に来るんだ。10時か、よしわかった。俺も来るからな、サボるなよ！』

一般男子組手

 

大変な事になった.......

先生とマンツーマンなんて、世界中の空手家から『なんて羨ましい、そんなのずるい。』攻撃を怒涛のように受けるだろうな。願ってもない事だけれども、かなりの覚悟をしておかないとこれは大変だ。

 

とっても緊張気味な私。早めに行って準備運動を十分にする。

先生がいらっしゃる。『お、来てるな。用意はいいか？』

『お、オッス......』と声が裏返る私。

 

マウンテンステイツ男子団体形、十手

去年勝てたからといって、去年と同じ様にやろうとしない方がいい。

『去年はこうやってうまくいったから、今年も同じようにこうやってああやって........』と過去をたどるのはやめた方がいい。やりがちだが、ダメだ。大体不可能だし。

去年と今年では、体調も環境も年齢だって違う。何もかも違う。それをしっかり認めて去年より今年、と進化しなければいけない。

 

また、子供の形と大人の形は違う。

そして同じ形でも、稽古し始めて1年目の形と3年目の形は違う。

稽古が進むにつれ円熟味を増し、カドを落とし、深みを持たせるのだ。

口で言うのは簡単だが、技術的（表面的）な事から内面的な事へ移行していくので、とても難しい。

私一人では無理。そういう発想すらなかったし。

時期を見極めて、高みへ引き上げてくれる指導者が必要だ。

ミッドアメリカ、男子団体形

でもこれが出来る指導者は少ないと思う。

 

矢口先生は、いつの間にか引き上げてくれる、稀有な指導者だ。

言う通りに稽古していたら、一皮むけている。

自分で意識したことはなかったが、ビデオを見ると顕著だ。

2010年、初めて優勝した時の形と今年の形は別物だ。

 

とまあ、エラそうな事をいろいろ書いたけど、実際の所、世界大会で勝った時の形を追い越せないでいた。あの後試合に出るたび、『世界大会と比べて良かったか悪かったか。』と考えてしまい、結果、良かったことは皆無。

 

そういうジレンマを見透かされていたのか、とにかく特訓が始まった。

 

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第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #3.飛ぶのが怖い

矢原先生の野性味溢れる『燕飛』の動画。

 



観空大のジャンプ。先輩すご～い！

アメリカ女子空手界のパイオニア、
キャシー・クライン先生Cathy Cline 8段と
デンバー道場の大先輩です。

組手は今年もぶっつけ本番として、形の稽古は必死にやっていた。

毎日の稽古の後、A級審判員（国際大会で主審が出来る）の資格を持つ先輩の前で形を打ち、審判として見てもらい、いろいろアドバイスを頂いた。

細かいところまで見て頂き、その都度直していった。

 

ぶっちゃけた話、トーナメントは審判からいかに高い得点をもぎ取るかにかかっているので、この練習はかなり効果的だ。

 

矢口先生の仰ることは絶対なのだが、キャンプに行った時など、他の先生方から『え？それ、やるなって教わったけどな....』という事をやれと指導される時もまれにある。この先生方は審判もされるので、選手の立場として無視できないのがツラいところ。先生にはちゃんと報告しますが。他州の先生方にとっては、私は扱いにくい生徒かもしれないデス。 

話を戻して形の練習。



燻し銀、ジェフ先輩と練習中

矢口先生に聞かれる。『苦手な形は何だ？』

私『燕飛です。』

 

実は私はジャンプが苦手。特に燕飛のジャンプはろくにできたためしがない。

騎馬立から跳び上がり360度回転して、後屈立で着地する。

高く飛ぶのではなく、空中で胡坐をかくように両膝を高く上げて相手の攻撃をかわすのです。

 

苦も無く簡単に出来る人も多いが、私は特に左足がだらんと下がってしまい、床からほんの10センチ位離れるだけ。

今まで試合で燕飛を指定された事がなかったので、ラッキーだったのだ。

この弱点をほおっておいて、『指定されたらジャンプ以外の部分で滅茶苦茶うまくやればいい。』と思っていた私、そんなに甘かないです、現実は！！

 

私のジャンプを見て危機感を感じたであろう先生は、御自分の帯をはずされ、『いいか、高く飛ばなくていいんだ。両膝を上げろ。帯に当たるなよ！いくぞ、それッ！！』

と何回も何回も稽古して下さった。

 

マウンテンステイツのチームメンバー

結果は惨憺たるもの........またしても私はもうイヤ～と半ベソ状態.......

 

その場ジャンプでは両膝は十分上がるのだ。

だから身体的に不可能な訳ではない。それは自分でもよく分かっている。ではなぜ上がらないのか。それは着地が怖いからなのだ。

 

半ベソ状態で、前出のA級審判の先輩に訴える。

『飛ぶのが怖い、着地が怖いから.....』

 

すると先輩は少し考えて、『わかった。僕が真正面に座ってるから、飛ぶと同時に顔を素早く回転させて僕の方を向くんだよ。フィギアスケートで回転するとき、顔も素早く回転させるだろ、あんな感じで。』

『ハイ』

その通りにやってみた。

すると、あら不思議、飛ぶのがちっともコワくない！！

着地した瞬間、嬉しくて万歳だ！

『良かったぞ、両膝ちゃんと上がってたぞ、できたじゃないか！！』

 

この感覚を忘れない様に、何回も何回も練習した。

今までただの一度も好きだと思った事がなかった燕飛に自信がついたことは、私にはとても大きかった。

  

To be continued......

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第35回 ISKF 空手全米大会 2013 #2.組手がイヤ！(:_;)

無敵・ヨーコちゃんの見事な回し蹴りの動画！！
ISKF全米大会、一般女子（18-44歳）組手準決勝




目立ちまくり～のLAN広告！すっかりお馴染みです！

早いもので、空手の全米大会が終わって1か月がたった。

もう何か月も前の事の様な気がする。
例によって終わった後はホケ～っとするのだが、今年もそれは同じ。緊張の糸が切れた、というか、切らないともたない、というか、どっちにしろ束の間の休息である。

今年は試合数を減らして、も少し精神的に楽をするつもりだったのだが、終わってみれば過去最高の9回トーナメントに出た。



イヤがってばかりはいられません。ガッツあるのみ！

いつも同じ顔触れが出るローカルトーナメントという物は実は厄介な代物で、『負けれない』というプレッシャーが重くのしかかる。
もちろん、勝つ負けるのこだわりはそれぞれの考え方だが、私は負けるのはイヤ。特に顔馴染みの間では、もうほとんど許されない、と思っている。
だから勝ててきたのかもしれないが、そろそろ考え方を少し変える時期が来たのかもしれない。まあ、まだわからないけれども。

そういう意味で一番気楽だったのは、一番規模が大きかったOZAWA CUP オザワカップ。
自分の事を誰も知らない、という状況はラクチンだった。そんな中で評価していただいてとても嬉しく思っている。

話を戻して全米大会。
第35回国際松涛館空手連盟 全米大会 35th ANNUAL ISKF / US NATIONAL KARATE

中段突。

CHAMPIONSHIPS、今年はオハイオ州シンシナッティ Cincinnati , OHIO で11月16，17日に開催された。

今年の目標は組手を何とかする、だったのだが全米大会を前にして全然何とかなっておらず、見かねた先輩諸氏が練習相手をして下さった。
しかし私は組手の練習をするのが嫌で嫌で、どうしてこんなに嫌なのかわからない位嫌で、でもやんなくちゃいけないので自分を叱咤激励。

先輩がいろんなアドバイスをして下さる。それこそ何十種類というパターン.......いや、そんなに多くなかったかもしれないけど、そんな気分..........そのひとつひとつが尤もなので、やろうとするのだが身体が思うように動かない。嫌だ、と言う感情は体の動きを止めてしまうんですな。
稽古中に思わず涙ぐみ、困らせてしまった事もあった。

楽しくなければ稽古じゃない？！
それでは、と技を絞り、苦手な動きは置いといて、自分が出来そうなパターン、使えそうなパターン、正確には『これならやっちゃえるかも～』という攻撃パターンだけを繰り返し練習した。

今まで組手は特に好きだと思ったことはないが、嫌いだと思ったこともない。組手の稽古だってどちらかと言えば好きだったのに、ここに来て何でこんなにイヤになっちゃったんだろう.....？
思い当たる節が実はあるのですが、それをきっかけに苦手意識が根付いてしまったのだろう。

稽古はしてる。技だってある。過去に勝った事だって何回もある。
けれども吹っ切れない何かが邪魔をする。
動体視力が落ちてきている。相手が見えない。リアクションが遅い。
要はカンが鈍っているのだ。

頭で考えずに身体のみでリアクションを素早く起こすトレーニングをやる機会が圧倒的に少なく、もーこのトシになると、やってなければ能力は急降下だ。
組手は形の応用かもしれないが、実際問題として、組手は対面稽古をしなければやはり難しい。

松濤二十訓第18条『形は正しく実践は別物』

同性で自分より上手な人に相手をしてもらうのが理想だが、残念ながら同じ道場にはいない。
チームトレーニングでも女性は私だけ、ナショナルズに行くのも女性は私だけで、そういう意味では少し淋しい年だった。
団体形もメンバーが揃わず、今年は個人戦のみに出場することに決めた。

今以上の条件を求めるなんてワガママというものだ。
言い訳はやめて、ただひたすら稽古に集中すべし。

To be continued......

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至れり尽くせり、豪華なレクサスディーラー

日本が誇る世界の名車、レクサス Lexus。

 

デンバーから近いグリーンウッドビレッジに、新しくディーラーがオープンしたので、見学がてら定期点検に行ってきました。

 

はぁぁ.......何とも豪華な施設、もはや『車のディーラー』の域を超えてますね......

いつも行っていた、フレデリックスもホテルみたいだったけど、こっちも凄い。

2階から1階にかけて滝の様に水が流れてる

まず、サービスの入口に近づくとシャッターががーっと自動に上がる。その早さにびっくり。

中に入るとまるでホテルの玄関の様だ。

天井にはモニターがあり、『Welcome、Ms.XX』と名前がでる。むむ、す、すごい。

 

働いてる人達の態度もホテル並み。

支払いはレジではなく、担当者がその場でタブレットを使ってクレジットカードにチャージする。（現金の場合は不明）

 

中に入ってみる。

ショールームが2階にあり床が半透明になっている。

二階建てで、下の階のラウンジにはソファーがありゆっくりくつろげる様になっている。

コーヒー、カプチーノ、エスプレッソ、紅茶等はセルフサービス、冷蔵庫にはミネラルウォーターはもちろん、各種ソーダ、オレンジジュース等々がそろっている。

スナックやフルーツもある。

 

2階はカフェバーがあり、注文するとドリンクを作ってくれる。（確認はしてないけど、アルコール類はないと思われます。）
バーにいなくても、ソファーに座っていても、『何かお飲み物は？』と聞いてくれる。

もちろんスナック類もあり、マフィンを頼むと温めてくれた。

 

広々としたパティオ

これらはもちろん、タダである。

 

そして！！！！

トイレがウォシュレットなのだ！！！

これには、大、大、大感激！！

さすが日本の企業、世界の大トヨタ！やってくれちゃいますね～～～！！

日本でウォシュレットなんて今時普通なんでしょうけど、アメリカで出くわしたのははこれが初めてです。
それ程珍しいのです！！！
しかも、日本人が多くトヨタの北米ヘッドクオーターがあるトーランスではなく、デンバーで、てとこがミソなのです！！

トイレに入ってドアを閉めると自動で便座が上がるのは初体験だ。
『そこまでする？』と思わなくもないけど、至れり尽くせり～～。
用事がなくても、用事を作ってでもまた行きたい～。

もう一つこのロケーションでかなりポイント高いのは、お気に入りのレストラン、パパドー Pappadeaux がすぐ裏側。歩いて1分なのです。

次に行った時、代車を借りるか（レクサスの新しいモデルがタダで借りれるので楽しみ）、ラウンジでゆっくりするか、パパドーに行くか、迷ってしまう～～。

 

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