ニューオーリンズと言えば音楽、ジャズです。
特にブラス(金管楽器)は木造プラス鉄の建物に響いて音響効果抜群、街の独特な雰囲気に包まれて、かなりいい感じです。
南部の蒸し暑い天気の下、陽気だけど物悲しい、華やかだけど寂れてる、胸が溢れるような歌声、魂が揺さぶられる様な、ジンとくる音楽にあちこちで出会えます。
プリザベーション・ホール Preservation Hallは老
舗中の老舗、有名なジャズ・ホール。ここで演奏されるのは主に、伝統的な
ディキシーランド・スタイルのジャズです。
1750年頃に建てられたこの建物、古いです。ボロボロです。外から見ると小汚い物置みたいです。
1812年には酒場だったらしいですが、音楽演奏の歴史は以下の通りです。
(ウィキペディアより)
1960年代初頭、地元起業家、ラリー・ボレンシュタイン Larry Borenstein が、当時この建物でアート・ギャラリーを運営していた。彼は、仕事が少なかった年配のジャズ・ミュージ
シャン達を雇い、ギャラリーの来場者のために演奏をさせた。すると、多くの人々がアートよりも音楽目当てで訪れるようになっていった。
ホールの経営はアラ
ン・ジャフィー Allan and Sandra Jaffe に引き継がれ、彼は音楽業界の常識を覆し、ダンスフロアや飲食物のない音楽のみを提供する会場として、プリザベーション・ホールを立ち上
げたのである。
ショータイムは、夜の8時9時10時。一回演奏が終わるごとに入れ替えです。
チケットは当日券15ドルから(キャッシュオンリー)。とても良心的な値段設定ですが、2時間くらいは並ぶのを覚悟です。ただ、外にいても演奏は聞こえるので、どこかでビールでも買って、飲みながら待つのも楽しいかもしれません。
チケットは予約販売もしています。
指定席で35ドルから。
私はインターネットで買いましたが、直接ホールに行ってボックスオフィスでチケットを買うこともできます。
チケットを予約したら、時間の15分位前に行って並ばずに、入り口付近にいる係員に予約してあること
を告げ、IDを見せて名前確認で大きなチケットをくれます。これを見せればすぐ中に入れてくれ、席に案内してくれます。
ホールにトイレはありません。飲み物食べ物も売っていません。食べ物は持ち込み禁止、ドリンクはプラスチックの入れ物に入っている物のみOKです。ボトル(瓶)はだめ。
私は45ドル払って一番前の椅子の席でかぶりつきで見ました。
(注)演奏者に一番近い席は座布団席です。
ホールは狭くて汚くて暗い。演奏中の写真撮影、録画録音は禁止です。演奏前に、キツイ南部訛りの英語でアナウンスしていました。
火曜日の8時、満員です。年齢層は…...高かったな~。60代後半くらいが多かったな。
でもみんな本当に楽しそうで、演奏者も本当に楽しそうで、その一体感がたまらなく良かった。
リクエストも有料で受け付けてます。
演奏自体ももちろん申し分なく、ド近眼な眼鏡をかけた黒人のやせた男性ピアニスト、物静かな人だったけど素晴らしかった。
ただ一人の白人メンバーはクラリネット。くあ~~、聞き惚れました。
演奏は生。マイクなし、アンプなし。もちろん譜面なし。だから音が割れることはないし、耳をつんざくような音もなし。目の前でトランペットやトロンボーン吹かれても心地よい。
木造の小屋が音に包まれて鳴ってる様な感じが堪らない。耳で聴くのではなく、感性で聴く。体全体に音楽が沁みこむ感覚。
バンドのすぐ隣で聞いていた人が、今日のゲストだと言って紹介され、トランペットをソロで吹き始めた。バンドメンバーのペットにも感激したが、こちらもまたそれを超える味わいがあり、バンドのペットの人も「くあ~~、やっぱりいいぜ!!たまんないぜ!!」という感じで聞き惚れてるのを見て、ミュージシャン同士の熱いつながりを垣間見て胸が鳴った。
最高に良かったプリザベーション・ホール。45分じゃ足りない!!一晩中聞いていたかった。
To be continued......
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☆New Orleans その他のエピソード☆
#1.Cafe Du Mounde、
#2.Acme Oyster House、
#3.Bourbon House、
#4.Preservation Hall、
#5.Saint Louis Cathedral、
#6.Street Musician、
番外編:Mission Impossible!あり得ない!Tom Cruise との出会い。
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