次のクラスが始まるまで、30分の休憩。
それにしても、暑い...
道場内は、もちろんクーラーなし、扇風機もない。窓が開いているだけ。
窓際に行けば少しは風が入るので、しばしの間涼む。
道場内の温度計を見たら、35℃だった。でもこれは窓際の気温。実際に練習する道場の真ん中は、もっと高いだろう。
さっきの茶帯さんが言ったように、ずいぶん人が集まってきた。30人位になったかな。
黒帯がほとんどだけど、茶帯や白帯もいる。外国人も何人かいる。
そして、登場したのが、あああ憧れの川和田先生!!
うわ~~ん、はるばるコロラドから来て良かったよ~~~ん。
何たってこの川和田先生の壮鎮は、私の究極の目標!!なのれす。
そして川和田先生も、同じ茨城の出身。しかも、日本に帰るといつもお世話になってる大津先生が、川和田先生の仲人をされたんだそう。結婚式は、実家近くの常盤神社。
これを奇遇(運命??)と言わずして何であろうか!
先生が正座された。
「正座」「黙想」「解黙」...そう、「モクソーヤメィ!」ではありませんのだ...「神前に、礼!」...おおお、「ショーメン」ではありませぬ。やっぱり「神前」だよなーと、ひとり感極まって泣きそうになる。
稽古は淡々と進んでいく。
準備体操、基本技、移動基本、基本組手、そして形。
何も特別な事はない。基本を一つ一つ丁寧に、正確にこなしていく。
理論家の先生らしく、細かい説明が入る。
例えば、「特に後ろに下がる時、かかとだけ床に着けて(つま先を上げて)下がらないようにしてください。疲れてくるとこうなりやすいのですが、その時膝を攻撃されたらひとたまりもありません。必ず足の裏全体で、紙一枚で、移動するようにして下さい。必ず弧を描いて運足して下さい。」
うう~~ん、なるへそ~~。紙一枚、足全体で、というのはいつも注意されてる事。でも、そっかー、何故そうしなければいけないのか、ちゃーんと理由があるのねぇー。
形は『慈恩』これは小倉先生です。
「『叩き落す』の時、手の角度に注意してください。拳の位置が肘より上がっていたら、叩き落す事はできません。誰かにパートナーになってもらって、実際叩き落してみれば良く理解できると思います。その時は本気でやらないように。骨が折れてしまいますから」
先生が、「慈恩は、松涛館十五の形の最後の形です。でも新しい技は何もない。特に難しくはない。基本技の組み合わせでできています。まあ、初心に帰れ、って事ですかね」と、さらっとおっしゃった。
うううんん...ふ、深い。
そして稽古の最後に川和田先生が、「さあ、みなさん、正拳で腕立伏の用意をして下さい」とおっしゃった。
練習生「うへぇ~、あれかぁ...」
先生「さ、みなさん、10回でいいですから、やりましょう。突きが強くなりますよ」
私「よっしゃぁ~!拳立伏せなら30回はいけるぜ!軽い軽い!」
先生「用意!1、2、3!...」
...始まったのは、拳立伏せなんて甘いもんではなく、拳立ての体制でひじを伸ばし、体をまっすぐにしたまま手足を床から離し、そのまま着地。これを繰り返す。
硬い床の上で、ジャンプ!ジャンプ!もちろん素のグーで、飛び上がって着地。コブシ痛ッ(;_;)
こんな練習があるのかと、びっくりした。
私はグーで体を支え、足だけ飛び上がるのがやっと。
無無無無念、練習するもんね!!
To be continued......
('_')日本空手協会総本部道場その他のエピソード。その1、その2.全国大会覇者、栗原選手、その3.憧れの川和田先生、その4.腰を切る!、、その5.小倉先生の特別形クラス!、その6.日米空手事情、感謝の気持ち、その7.日米空手事情、道場マナー、その8.日米空手事情、伝統
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