2010年8月6日金曜日

日本空手協会総本部道場 その8.日米空手事情、伝統


なんだかんだとマナーについて、御局的見解を述べてしまいましたが、カビの生えたような道衣を着てるおやじが本部道場にもいたし、まあその辺は個人の常識ってことで日米親善に努めたいと思いやす。

それでは、稽古について。
稽古の内容としては、日米に特別な差はないです。
ただ、目の付け所、重点を置くのが、日本は圧倒的に下半身重視と言う事。
これは空手に限った事ではなく、スポーツ全般に言えるかもしれない。

もちろん、アメリカでも立ち方や運足は大切だけれど、どうしても上半身ばかりに力が入り、下半身はおろそか、と言う人が多いように見える。

これは、日本人と西洋人の骨格の違いは歴然なので、致し方ないのかもしれない。
上半身と腕っ節の強い、背の高い西洋人に対し、比較的小柄な日本人が負けないようにするには、体全体のパワーを効率よく使わなければいけない。それには、どっしりとした強靭な下半身が不可欠。

『柔よく剛を制すなのぢゃ!』
我らがISKFは無差別級のみ、だから面白い。

今回の日本での稽古で、各先生のご指導で一番印象に残っているのが、「絞る」「粘る」「切る」この3つ。
そして特に『股関節を締める』と言うのはキーだった。

「膝をぐーーっと絞って絞って!」
「ぎりぎりまで粘って粘って!」
「腰を回すんじゃなく、切る!感覚で」
...全部下半身関係です。

日本人は多分、感覚的に受け取れると思う。説明してもらって、頭で理解してもだめ。感覚で掴まないと。
この3つは矢口先生も良くおっしゃる事。
アメリカにいながら日本の空手ができることを、今さらながら再確認した訳だけれど、その伝統を守っていくのは私たちの責任。

空手やるならやっぱり日本、と思ったのは事実。
日本に帰って続けるのは、簡単。
でも、例えば自分。
小学生の時には『巨人の星』に熱中し、中学校では『エースをねらえ!』。70年代にばりばりの体育会系軟式テニス部で鍛えた、根っからのスポ根青春時代を過ごし、37歳で何故かアメリカで空手を始め、ジャマイカ生まれのアメリカ育ち、JF先生に基礎を叩き込まれた。そして空手界の草分け的存在である矢口先生の門を叩き、アメリカ人に囲まれて、日本空手にどっぷり使ってる。

こーゆー経歴も珍しいかもしれない。
矢口先生をはじめ、空手一世の先生方が苦労して作り上げた日本空手の伝統を、日米空手事情を理解してるからこそ、アメリカで守っていかねばなるまい、と思った訳でガンス。


('_')日本空手協会総本部道場その他のエピソード。その1その2.全国大会覇者、栗原選手その3.憧れの川和田先生その4.腰を切る!その5.小倉先生の特別形クラス!その6.日米空手事情、感謝の気持ちその7.日米空手事情、道場マナーその8.日米空手事情、伝統


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