2008年3月28日金曜日

TANNER GUN SHOW in Denver #2


いろいろ見て回っているうちに、おもしろい事に気がついた。
ブースに座って、いろいろ銃器類を売ってる人は、圧倒的に白髪のおじいさんが多い。年の頃60-70代で、痩せていて背筋がピシッと伸びて、ちょっと雰囲気のある人たち。おそらく昔、軍人だったのだろう。勲章をたくさんつけた、制服姿が目に浮かぶ。

もちろん、銃弾も売っていた。アウトドアワールドで見たときより、数段びっくりしたのは、何と、ジップロックに入れて売られていたこと。そこまでするか、普通??しかも安い。30発ちょっとで$7という値段。^^;


ここには実際に撃ってみるセクションはなかったが、”シューティング1日体験”の案内書はあった。それによると、実際に訓練に使っている場所(もちろん外)で、機関銃も撃たせてもらえるらしい。ちょっとやってみたいかも......ちなみに、手榴弾も投げれる?と聞いたら、それは危なすぎるのでダメ、とのこと。やっぱりね....でもこの質問は、大いにウケていた(^_^;)

ここぞとばかりに、ありとあらゆる銃を構えてみたが、99%は大きすぎた。
特にライフル類はとても長く、脇の下でしっかり構えると、指が銃爪(ひきがね..世良さんカッコよかったね!)に届かない。肩に担げば届くが「それで撃ったら、反動で頭直撃するよ」と、言われる始末。

短銃類も、握る部分が長すぎ&厚すぎて、しっかり握れない。
しかも私が好きなのは、リボルバー式のヤツなので、重い。よくハリウッド映画で見る、女の人が片手で銃を持ち、2丁同時に撃つシーン、あれは無理なんじゃない?

たった一つだけ、自分の手にぴったり来る銃を見つけた。
その名も、レディ・スミスLady Smithだ!ちょっとベタな名前だが、写真を見てもわかるように、クラシカルで、破壊力も十分。値段も確か、$370位だった。これ、欲しいかも~~!(^○^)!

実は、残念なこともあった。
あるブースで、バンパーステッカーを売っていた。その中に,”RENUKE JAPAN"という言葉と、原爆のきのこ雲のイラストが書いてあるステッカーがあった。これを発見した時は、かなり悲しかったな(;_:)

それでも、ショー自体は楽しかった。日本では、絶対に体験できないことだし、生のアメリカのにおいがぷんぷんした。


(+o+)#1はこちら。


livey.comnjtpower.com

2008年3月27日木曜日

TANNER GUN SHOW in Denver #1


ガン・ショーに行ってきた。そう、ピストルとかライフルの、あのガンだ。

会場の、デンバー・マーチャンダイズ・マートDENVER MERCHANDISE MARTの駐車場に着いた時から、異様な雰囲気に包まれていた.....と感じたのは多分私だけで、この辺ではちっとも変ではないんだろう...

まず、でかいトラックが多い。
後ろが4輪になっていて、やたらごついやつ。

歩いてる人は、カウボーイハット+ジーンズ+ブーツ。男ばっかり。ひげをはやしてる人が多い。で、手にはライフルやショットガンをぶら下げている。こんなのあり??!

入場料を払って中に入るときも、荷物検査一切なし。警備員らしき人もいない。意外と適当である。

会場の中は、だだっ広いけど薄暗く、天井も低い。テーブルの上に適当に、ガン類が並べてある。ちっともファンシーではない。
しかし、その種類と数はすごい。950以上のテーブルに、所狭しと並んでいる。
ショーというより、まるでフリーマーケット。


もちろんその場で買うことも出来るし、なんと買取もしてる。
若い男の人が、ライフル片手にふらっとブースに来て、「売りたいんだけど、キャッシュで買ってくれる?」と聞いていた。残念ながらそこでは売れなかったが、すぐ、他に売りに行っていた。

ワイヤーで繋がれてるとは言え、手に取って構えてみるのは自由。
簡単に、アウトドアワールドの上を行っていた。

一口に拳銃といっても、携帯用の小さなものから、破壊力のあるずっしりと重いもの、カートリッジ式のもの、リボルバー式のもの、ライフル、ショットガンはもちろん、機関銃もあった。(@_@;)......セーラー服と機関銃を即、思い出したのは言うまでもない。カ・イ・カ・ン......

コレクターズアイテムとして、美しい彫刻がなされたもの、1800年代のものもあった。
それになんと、第二次世界大戦で実際に使われた、アメリカ軍とドイツ軍の武器等々。なぜか日本軍の物はなし。
機関銃に三脚が付いていて、ベルトのようにつながった弾をセットし、腹ばいになって撃つのだ!
スナイパー用の、望遠鏡が付いている、長いライフルもあった!

戦争映画好きの自分としては、けっこう興奮!!
プラトーンPLATOONの、フルメタルジャケットFULL METAL JACKETの、ワンシーンが頭に浮かぶ。
「うわーかっこいい!映画みた~い!」....って、ちょっと待って!これは、本当の戦争で使われた、本物の銃。一体何人の人が命を奪われたことだろう.......合掌.......


       To be continued......


(+o+)#2はこちら。


livey.comnjtpower.com

2008年3月24日月曜日

ボールダーは.....春の予感


春は天気が変わりやすい。
真冬のように、氷点下になることはない、と思うが、ずっと18℃位で暖かかったのが、土曜日の夕方から雪になった。
今頃の雪は、水を含んでいてべしゃべしゃだ。それでも、一面雪景色......になるくらいは積もる。このまま気温が下がってしまったら、道路も車も凍りまくって大変なんだろうけど、ありがたいことにすぐ太陽が顔を出し、あっという間に融けてしまう。

日曜日は、復活祭・イースターEasterだった。
イースターは、ほとんどの店が休み。レストランやカフェも、開いてるところは稀だ。
以前、そんなこととはつゆ知らず(イースターがそんなに大切な日、とは知らなかったのだ)わざわざ遠くの巨大モールまで、1時間もかけて出かけて行って、”全館閉店”という張り紙を見て、ボーゼンとしたことがある。

さて、ボールダーでは、一晩中降り続いた雪も朝方には止み、気温が低いながらも、気持ち良い朝だった。
天気に誘われて、ツインレイクスまで散歩に出かけた。
時間が少し遅かったからか、イースターだからなのか、ほとんど人がいない。とても静かで快適だ。

「もしかしたら、たんぽぽなんかあるかも?つくしんぼうが見れるかも?」と思って、春を探しに出かけたのだが、残念ながら枯れ草しかなかった。
それでも、川にはもう氷はなく、カモがガーガーと元気良く鳴いていた。あれは絶対、雌を呼んでるに違いない。

20分も歩くと、汗ばんできた。顔も手ももう凍えない。ひんやりとした空気が気持ちいい。同じ0℃でも、冬とはこんなに違うものなのか。

ボールダーに春が来るのも、もうすぐ.......
livey.comnjtpower.com

2008年3月23日日曜日

押忍!空手部 当日編 その3 (^○^)VVV


全て終わり、表彰式。
思いがけず、組手と形、両方で優勝してしまった。素直に、うれしい。

「女性の部、最優秀選手、XXXXX!!!」
「え?私?」と自分で自分を指差して、回りをきょろきょろする。どうもそうらしい。
「まっじ~?すっごいじゃん??!!」と、心の中で叫び、前に出、ガラス製でできた、とてもステキな盾を頂いた。

思えば中学の頃からン十年、なんだかんだとスポーツをやってきて、日本とアメリカで、試合やコンテストにいっぱい出た。しかし、優勝やタイトルにはいつも程遠く、脚光を浴びるのは決まって違う人。くやしいやらめげるやら、だった。誰か(アメリカ人)が言った「人には、勝てるように生まれた人と勝てない人、2種類あるんだよ」という言葉に妙に納得していた。

それが、普通だったらとっくに現役引退してるこのトシで、しかも空手で、賞と名の付くものが頂ける日が来るとは思わなかった!ああ、感無量。生きててよかった\(^o^)/

次はいよいよ、昇段試験の成績発表。
初段から次々と、名前と合格か不合格かが発表される。
「自分の番だ(>_<)!!」
「XXXXX,三段!」
「やった~~~!!」と、思わずガッツポーズしてジャンプ!
......直後に、となりにいた道場メイトに、「三段って言ったよね?」ともう一度確認する私。「言ったよ、よかったね、おめでとう!」と、頭をくしゃくしゃっとなででくれた。(*^_^*)

発表も終わり、お開きになってから、矢口先生がわざわざ「おめでとう」と言いにきて下さった。
先生曰く「あの蹴りの時、あ、止まるかなーと思って緊張しちゃったよー。でも、よくできた、いい蹴りだったよ」もう感激して、涙が出そうになった。

この後、道場メイトの家でパーティが開かれた。
大きくてゴージャスな家、りっぱなバーもある。
そして、飲めや歌えの大騒ぎ、ではないが、健闘を称えあい、空手談義に花が咲いて、人生で一番いい日(^○^)の夜は更けていくのだった.......

**これまでのエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

2008年3月21日金曜日

押忍!空手部 当日編 その2

空手の自由組手を見てみよう(^○^)

試験は無事終わり。しかし、トーナメントも審査対象なので、まだまだ気は抜けない。
子供の試合が始まった。副審として席に着く。審判をしてると、勝つためにどうしなければいけないのか、とても勉強になる。気力ってとても大切。
主審の「判定ーーーー!!ピイー!!」という笛の合図と共に、旗をバッッ!!と挙げる。キモチいい~~~。それにしても赤ばかり勝つ。左肩がイタイ!

審判を終え、クッキーやチョコレートをお腹に入れ、エネルギーを補給する。やっぱ、お弁当を食べてる暇はないみたい.....集中が高まるようにBCAAも口に入れる。
ウォームアップを始める。いよいよ出番だ。緊張はしてるが、思ったより落ち着いている。

最初は形。間違えさえしなければ、ひとつひとつの動きをしっかりやりさえすれば、大丈夫。
やったね!最高得点ダ。まずは、黒帯女子の部で優勝!イェェ~~イ(^^)v!!

次は、組手。こればかりは、やってみなければわからない。なんたって、みんなタフだ。(外人女性は!)闘争心が凄い。
試験が終わった後、矢口先生に「顔ばかりいくな、腹を狙え」と注意された。確かに、圧倒的に背が低い自分が相手の顔を狙うのは、無理があるというもの。距離も遠いし、最短距離で、スピード勝負。これっきゃないでしょう!!(・o・)

2回戦の相手は、ニューヨークはブルックリンBrooklyn,NY出身のプエルトリカン、M。この肩書きからも余裕で想像できるように、めっちゃタフなファイターだ。おまけに”ブルックリンで”ボクシングをやってたとかで、とにかくツオイのだ。
去年、彼女に負けた。顔面パンチをもろに喰らって、2日位腫れが引かなかった。それだけは、もうイヤ。

開始の笛がなった。「腹があいた」前蹴りィ!と、彼女のパンチが鼻に飛んできた。一瞬、顔を引いたのでダメージにはならなかった。でも痛い(>_<)蹴りの方が早かったので、まずは技あり。で、続けて回し蹴り!合わせて一本、白の勝ち!!やったね(^^)vⅴ
Mが駆け寄ってきて、軽々と私を持ち上げる。さっきの敵は、今の友。いいね(^_-)!

決勝の相手は、一緒に3段のテストを受けた人。技ありを先行された。でも焦らずに、間合いを良く見て、隙を見て相手の懐に飛び込み、逆突き中段、技ありを取り返す。
「残り30秒!」と、タイムキーパーが叫ぶ。判定にいったら、手数の少ない私は不利だろう、と、とても冷静に考えてる自分がオカシイ。一瞬、あきらめちゃおっかな~、という思いがよぎったその直後に「NO!!」ともうひとりの自分が言い、と同時に回し蹴りをしていた。
入った!
そしてほぼ同時に、相手の上段突きが顔の横をかすめた。彼女だって必死だ。
審判が呼ばれる。なにやら話し合ってる。確認を取ってるらしい。主審は、あのMR.MTだ。

「判定!白、中段蹴り、技あり、合わせて一本、白の勝ち!!」きゃあ~~やったね!!組手も勝っちゃった\(^o^)/   

To be continued.....


**前後のエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

2008年3月20日木曜日

押忍!空手部 当日編 その1


矢口豊師範のデモを見てみよう\(^o^)/

5時に起きて、一応お弁当の用意をする。
食べる時間はないかもしれないが、長丁場なのでとりあえず持っていく。他に、チョコレートやクッキー、りんご。忘れずにアミノオール、これをとるときは、ミルキーも一緒に食べるので、それも。

1時間ほど早めに着いたので、リングを作る手伝いをした。長さをはかってテープを貼ったりするのだ。3面あるので、けっこう大変。

終わったら空手着に着替え、登録を済ませて、ウォームアップを始める。体が良く伸び、なんか調子いい。気力も十分!良かった!
初段から3段まで、受ける人は20人位。みんな凄い気合だ。彼らからオーラをもらい、集中を高めていく。

いよいよ私たちの番。
名前を呼ばれ、「押忍!!!」とでかい声で返事をする。もうじたばたしない。ベストを尽くすだけ。

最初は、自分の得意形、壮鎮をする。これは、とても重厚で、力強い形だ。”不動立ち”という、立ち方の名前そのもので、どっしりとした安定感が要求される。ふらふらしたら、全然ダメ。
例の苦手な横蹴りの部分。あせらないようにゆっくりと、しかし流れを止めずに、確実にこなせた。.....あ~~よかった(^_^;).....結構良かったなーと、自画自賛。

次は、先生が形を選ぶ。”抜塞大”だ。壮鎮とは全然違うタイプの、シャープな形だ。瞬発力や、腰の回転のキレが要求される。多分言われるだろうなーと思って、練習しといて良かった。

さて次。問題のコンビネーション。
先生に教えてもらったそのままで出る、とはもちろん全く思ってなかった。が、それを基にして、足のさばき方がビミョーに違ったり、ステップバックしなければいけなかったり、追い突のはずが逆突になってしまったり、難しかった。
一緒に受けた人も混乱してる様子。ふたりとも違う足が前になっていたりして、一体どっちが正しいのかわからない。とっても不安を残したまま終わってしまった。(;_:)

最後は、自由組手。
2回やった。ふたりとも背が高く、手足のリーチが私の1.5倍位ある。サイドにシフトしたほうがいいのは分かってるけど、真っ直ぐ突っ込んでってしまうのは、猪突猛進な性格のせい??
腰が引けてしまったら終わりだ。コワイ、と思ったらよけいコワくなる。当たって砕けろだ、ええ~~~いい!!と、蹴りだ、突きだ、と相手にかましたのだった.....

   To be continued....


**前後のエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

2008年3月18日火曜日

押忍!空手部 前日編


さて、空手の昇段試験&トーナメントは、泣いても笑っても明日。
練習は十分、準備万端.....の、はず(>_<)
今日は、軽く練習して最後の調整をし、あとはリラックスして疲労を少しでも軽減することが一番。

連日の練習と緊張で、体の疲労度は、そろそろ限界。
なんたってもうトシなんで(40代後半....とだけ言わせてね(~o~)!!)疲れがなかなか抜けない。
1月から、ハイキングにも行かず、ジムにもご無沙汰だ。残念ながら、行くとがっくりと疲れてしまうので。
この1ヶ月で、体重が3キロも減ってしまった。私は背が低い上に、リーンなので(6パックもあるよ!)3キロ減はちょっとキツイ。そりゃー疲れるわな。

いつもは気分でしか摂らないサプリメントも、さすがにまじめに摂った。
マルチビタミン、ビタミンC、COQ10、関節系にいいグルコサミンは、マスト。
練習前には、アミノオールかBCAA、練習後には、グルタミン。
これにプロテインパウダーを摂れば完璧なんだろうけど、どろっとしたものを飲むのが苦手なので摂らなかった。そのかわり、できるだけ食べるようにした。

この日は、私はとても機嫌が悪かった!
もう、自分勝手になりまくり,「地球は私を中心に回ってる、なんかモンクあんの!!??」状態。
最後の調整をしたいから、後半はひとりでやらせてね、と頼んだのに、忘れてんのか、我関せずなのか、なかなかはずれさせてもらえない。我慢できずに、自分で申し出る始末。ここでまず、怒。!<`ヘ´>!

練習時間は2時間のはずなのに、2時間たっても、待てど暮らせど終わる気配なし。
彼らも明日の試合に出るので、熱心なのは結構なこと。だがッ!!!

2時間半たった時点で、もう付き合いきれない、コンディショニングは自分の責任、とばかりに「悪いけど、わたしゃもう帰る」とさっさと帰ってきてしまった。んでまた怒怒。!!<`ヘ´>!!

明日は5時起きだっつーのに、もう9時近い。
とにかくカーボアップ!パスタを茹でて食べる、食べる。

何とか10時半にベッドにもぐりこんだ。(-。-)y-゜゜゜


To be continued......


**前後のエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

2008年3月17日月曜日

押忍!空手部 前々日編


国際松涛館空手道連盟マウンテン地区International Shotokan Karate FederationISKF,Mountain State Region(MSR)の、スプリングトーナメントと昇段試験が、先日行われた。

私は、3段の試験と、黒帯女子の組手と形にエントリーしていた。
スプリングトーナメントは、毎年開催されているが、コロラド州近辺(MSR)のみなので、出るのは初めて。ボールダーに越してきてから、楽しみにしていた。しかも今回は、段試験というおまけつき。

1年近く前から、3段を頭に入れて練習してきたとはいえ、そのときが近づくといやでも緊張する。ましてや、あと1ヶ月、1週間と秒読み段階に入ると、気分はもう”まな板の鯉”状態で開き直りの極致。
それぞれの昇段試験を受ける道場メイト達と、励ましあってきた。
稽古前には必ずBCAAを取り、集中力を高めた。

”あしたのジョー”を全巻完読し、闘争心をかき立て、戦闘モードをオンにする。こうでもしないと、ふにゃ~っとなってしまう性格なのだ。人と争うのはあんまり好きじゃないんで...

あさってが本番だというのに、テストをする本人である矢口豊先生から「これとこれとこれは、ピシッとできないとま、無理だな」と言われ、あわてて練習する私。(・_・;)

試験では必ずする、そしてトーナメントでも決勝ラウンドでする自分の形、壮鎮。もう何年も練習してるのにどうしても苦手な動きが1箇所あり、爆弾を抱えてるような気分だった。先輩方にいろいろアドバイスを受け、先生にもかなり直されたのに、まだしっくりこない。”うまくいったらラッキー”てな感じだった。
で、最後の最後になって原因がわかったらしく、練習が終わった後、「ちょっとこっちに来い」と、先生に呼ばれた。その時、先生の顔に”焦り”の色が(ちょっぴり)あったのを、私は見逃さなかった。(+_+)ひ、ひえ~~

「あー、だからだったのか」と、目から鱗でボーゼンとする私。
.......何のことはない、この苦手な部分をさっさと終わらせたいばかりに基本を無視し、省略していたため墓穴をほってたのだ。だから出来るとき(きっと基本通りにやっていた)と出来ないときがあったんだ。なにごとも基本、壁にブチ当たったら基本に戻るべきですな(-"-)......

「できないんじゃない、できないはずはない、できるんだ、やってみろ!!!」
「オ、押忍!!」
もう選択の余地はない。これがキーポイントだろう。受かるか受からないか、これが出来るか出来ないかにかかってる。    

と、まあ、こんな感じで刻々と試験&試合の日は近づいていったのでした。


To be continued....


**前後のエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

2008年3月7日金曜日

ボールダーと尺八


ボールダーと尺八。
一見、なんのつながりもないように見えるこのふたつ。実はどちらも、禅の精神に通じてる。

以前、平岡先生のホームコンサートに行ったとき、尺八の人が10人位集まってた。しかも、日本人はゼロ。
先生はアメリカ人。もちろん日本で修行した方。ピシッと着物を着て、当然の如く日本語ぺらぺら。

あの、摩訶不思議な尺八の譜面を、読めるようになるまでが大変なんじゃないか、といらぬ心配をしてしまう。実際、私が見てもちんぷんかんぷんだ(..???

ボールダーの山と、尺八の音色が、なんとも不思議に融合して独特な雰囲気をかもし出している。
ほんとにこの土地は、ちょっと俗世間を越えた、精神世界的なものが似合うところだ。

*******        
突然ですが、明日、空手の3段の試験を受ける。練習は十分、やることはやったはず。あとはいかにして、リラックス&集中するか、だ。
それにしても、自分が3段を受けるときが来るなんて、黒帯を取ったときでも考えもしなかった。
継続は力なり。感無量です。
livey.comnjtpower.com

2008年3月6日木曜日

ひな祭り DOLL FESTIVAL その弐


出番が終わったあと、客席で聞いていた友人に感想を聞くと「演奏がしっかりしてて、とてもプロっぽかったよ。やっぱり平岡先生は、きっちり教えてるね」とのこと。

さて、私たちの先生である、平岡洋子先生(写真)
お琴や三味線の師匠、というと、何となく、ちょっとコワイお姑さんみたいなイメージがあるかもしれないけど、何の何の、若くてビジーン、です。京都のご出身なので、その京都弁を聞いてると、はんなりとした気分になる。演奏家として、あちこち精力的に飛び回ってます。

曲というものをどうやって創っていくか、見た目にも美しい弾き方をするには、どうすればいいか、小気味良くピシピシと教えて下さいます。
興味深いのは、空手とお琴、とても共通点があること。
腹で弾く、無駄な動きはしない、決めるところは決める、残心....等々。

おもしろいね~、さすが、日本を代表する文化だね!

話し変わって、こういったアジア関係のイベントがあると、必ずといっていいほどあるもの。
それは、毛筆で、漢字であなたの名前を書きましょう、というもの。
で、すごくウケるんだな~、これが。
この日ももちろんあった。
何人かに見せてもらったんだけど、なかなか面白い。

例えば、茶亜利、須丁波仁、露音etc....
何だか族の名前みたいだけど、みんなとても喜んでた。そして、一体どういう意味なのか、と質問される。そして、それなりに答えてあげると、「へー」とか、「ワオ!」とか言って感心し、ちょっと恥ずかしそうな顔をする。
カワイイ(^o^)

****さて、上の名前、何て読むでしょう!?

****答えは、Charley,Stephanie,,Loan...です。

(*^_^*)前のエピソードはこちらひな祭り その壱
livey.comnjtpower.com

2008年3月5日水曜日

祝 100回 !! \(^o^)/ ボールダーをサーフィン


このブログも、ついに100件を迎えました\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

始めたときは、どーなることかと思いましたが、まあ、なんとかなるべえ、という持ち前のお気楽さでここまで来たカンジ、です。

書くのはとっても楽しい。それに、書いてると、そのときのびっくりした気持や、以外に思ったこと、なんで~?と疑問に思ったこと、等々が思い出されて、とっても新鮮な気持になる。これがまた、おもしろい。1エピソードで2度オイシイってやつ?

アメリカ生活も早いもので、10数年になるんだけど、カルチャーショックは未だにざくざくある。あきない国ですアメリカは、ほんと。
それに、日本から遠く離れて暮らしていると、日本という国、日本人という人種の素晴らしいところ、よくないところ、が客観的に見れるのもとても興味深い。

日本人より日本文化を真剣に考えて、大切にするアメリカ人のなんと多いことか!
空手然り、お琴然り、尺八然り、弓道然り、だ。彼らには、日本人として自分が忘れていたたくさんのことに気づかされ、改めて考えさせられ、とても感謝している。

私が日本人と知ると、こちらに寄ってきて握手を求め「日本は素晴らしい国」「大変美しい国」「日本に行ったことあるけど、とても楽しかった。またぜひ行きたい」「日本人大好き」「I LOVE SUSHI」ETCと賛辞してくれるのは、やっぱり素直にうれしい。

それに何といっても「日本人はいいひと」という図式を作り上げてくれた先輩たちに、感謝感激雨あられ!!です。ホントに......
実際、超ラッキーなこともあったよ!愛 LOVE BOULDER POLICE 参照デス。

さてこの、「ボールダーをサーフィン」というタイトルは、どっしりと大地に足を踏みしめるんじゃなくて、風の吹くまま気の向くまま、流れる雲の様に、波に乗って漂ってるようなイメージでつけたもの。プラス、ボールダーで出来ないただひとつのものは、サーフィンだろうと。
(注)サーフショップはある。一度だけ、サーフボードを積んでる車を見たことがある。

今日は、雪。
”春の雪”なんてロマンチック。
長靴をはいて、散歩にでも行こう。
livey.comnjtpower.com

2008年3月3日月曜日

ひな祭り DOLL FESTIVAL その壱


3月1,2日に、ボールダーの近くの、アルバーダArvadaという町で、ひな祭りDOLL FESTIVALがあった。今年で40回目、というとても歴史のあるお祭りなのです。
実は私も、お琴の演奏で出演したんですねェ~\(+o+)/

会場は、シンプソン合同メソジスト教会Simpson United Methodist Church。日系の方たちが中心になって、色んなパフォーマンスや、デモンストレーションをしました。

舞台では、お琴&尺八の演奏、日本舞踊、民謡、盆踊り(花笠音頭、ソーラン節、炭坑節)、空手、日本語学校の子供たちの歌、剣道、柔道、太鼓、弓道のパフォーマンス。

フロアでは、書道、折り紙、木目込み人形、生け花、茶道のお手前。
あとは、日本ぽいキーホルダー、お人形、絵、器、物入れETC......も売っていた。

出演者と見物人、たくさんの人が集まってとても盛況だった。

さて、我らがロッキーマウンテンサンキョクROCKY MOUNTAIN SANKYOKU、今回は、お琴3人、三味線ひとり、尺八6人という構成。曲は「新高砂」
私以外はみなさんベテランで、演奏会なんて慣れたもの。私ひとり浮き足立っていた。着物を着たのも20年ぶりで、落ちつかないったらない。

幕がするすると引かれ、神妙にお辞儀をしてゆっくりと演奏開始。
ヘンなとこでヘンな音を出さないよう、耳をダンボにして他の人たちと合わせる。
間違えても、顔に出さず、体に出さず、知らんぷりを決め込む。こういうところはずーずーしいかも。

神経が過敏になっているせいか、「あ、指の動きはこうじゃいけない。あ、肘があがっちゃった、あ、ちょっと弱いな」と、先生に注意されたところがやたらわかる。あぁぁ...こうやってみんな、うまくなっていくのね。

曲が終わり、少しの間、残心。これは空手も同じ。「あー終わった、やれやれ」な~んて顔をすぐしてはいけない(~_~)

幕が全部閉じるまでお辞儀をし、そしてやっと「おつかれさまでした!」

    To be continued....


ひな祭り DOLL FESTIVAL その弐は、こちら。

livey.comnjtpower.com