空手、カラテ、KARATE........
空手は今や、”世界のカラテ”だ。
アメリカでももちろん人気が高く、日本人=空手やってる、という図式ができてるのだ。ホント!
空手、と一口に言っても色んな流派があるし、「どー考えても違うよなあ...」というモノでも、堂々と”カラテ道場”と看板がかかってたりする。
ボールダーでは、空手の道場はもちろん、柔道、合気道、剣道、居合道、弓道まである!
座禅だって組める。しかもそれぞれ一流の先生が揃ってる。マガイモノではない。知られざる武道タウンだ!
ボールダーは、アウトドアだけでなく、とてもスピルティアルなところ。だからヨガも盛んだし、セラピストも多く、ダライラマ命。こういうバックグラウンドが、武道につながっているのだろう。
さて、ここで紹介するのは、国際松涛館空手道連ISKF-INTERNATIONAL SHOTOKAN KARATE FEDERATION。
コロラド州が位置する、マウンテン地区の本部はデンバーにある。
師範は、矢口豊先生、九段。この道50年以上という超ベテラン。
今や伝説の人となった、創始者船越義珍氏の、直弟子である。これ以上の人はいない、というほどの最高の指導者だ。
小柄な体から発する、その威圧感、迫力たるや凄まじい。動きはしなやかで無駄がない。流れるようでいて相手を一発で倒す爆発力がある。
デンバーに道場ができたのは1974年、今でも同じ場所、同じ道場だ。
まだ開けたばかりの頃、道場破りが来たそうだ。
相手は身長2m、体重180㌔の巨漢、しかもヘビー級のボクサー。
負ける訳にはいかない。でも、まともにいくには相手が悪い。そこで、一瞬の隙をついて相手の親指を折り、あっという間に勝負有り!相手はとても戦える状態ではなく、ほうほうの体で逃げ出した。
そして次の日、彼は弟子を引き連れて道場を訪れ、入門生となったそうだ。めでたし、めでたし.......
「あの時勝ったから、今でもこうして空手をやってられるんだよなあ...」とポツリと一言おっしゃってました。
その時初心者だった生徒たちも、今では30年以上のベテランとなり、6段、5段、という高段者も多く、独立してそれぞれが生徒を持ち、情熱を持って普及に尽力している。
昨日はその、矢口先生の誕生日でした!
おめでとうございます!
P.S.アメリカで空手、といっても、ちゃんと正座して黙想して、道場訓を言い、雑巾がけもしますヨ!
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