2008年3月17日月曜日

押忍!空手部 前々日編


国際松涛館空手道連盟マウンテン地区International Shotokan Karate FederationISKF,Mountain State Region(MSR)の、スプリングトーナメントと昇段試験が、先日行われた。

私は、3段の試験と、黒帯女子の組手と形にエントリーしていた。
スプリングトーナメントは、毎年開催されているが、コロラド州近辺(MSR)のみなので、出るのは初めて。ボールダーに越してきてから、楽しみにしていた。しかも今回は、段試験というおまけつき。

1年近く前から、3段を頭に入れて練習してきたとはいえ、そのときが近づくといやでも緊張する。ましてや、あと1ヶ月、1週間と秒読み段階に入ると、気分はもう”まな板の鯉”状態で開き直りの極致。
それぞれの昇段試験を受ける道場メイト達と、励ましあってきた。
稽古前には必ずBCAAを取り、集中力を高めた。

”あしたのジョー”を全巻完読し、闘争心をかき立て、戦闘モードをオンにする。こうでもしないと、ふにゃ~っとなってしまう性格なのだ。人と争うのはあんまり好きじゃないんで...

あさってが本番だというのに、テストをする本人である矢口豊先生から「これとこれとこれは、ピシッとできないとま、無理だな」と言われ、あわてて練習する私。(・_・;)

試験では必ずする、そしてトーナメントでも決勝ラウンドでする自分の形、壮鎮。もう何年も練習してるのにどうしても苦手な動きが1箇所あり、爆弾を抱えてるような気分だった。先輩方にいろいろアドバイスを受け、先生にもかなり直されたのに、まだしっくりこない。”うまくいったらラッキー”てな感じだった。
で、最後の最後になって原因がわかったらしく、練習が終わった後、「ちょっとこっちに来い」と、先生に呼ばれた。その時、先生の顔に”焦り”の色が(ちょっぴり)あったのを、私は見逃さなかった。(+_+)ひ、ひえ~~

「あー、だからだったのか」と、目から鱗でボーゼンとする私。
.......何のことはない、この苦手な部分をさっさと終わらせたいばかりに基本を無視し、省略していたため墓穴をほってたのだ。だから出来るとき(きっと基本通りにやっていた)と出来ないときがあったんだ。なにごとも基本、壁にブチ当たったら基本に戻るべきですな(-"-)......

「できないんじゃない、できないはずはない、できるんだ、やってみろ!!!」
「オ、押忍!!」
もう選択の余地はない。これがキーポイントだろう。受かるか受からないか、これが出来るか出来ないかにかかってる。    

と、まあ、こんな感じで刻々と試験&試合の日は近づいていったのでした。


To be continued....


**前後のエピソードは次をクリック**
前々日編前日編当日編その1当日編その2当日編その3

livey.comnjtpower.com

0 件のコメント:

コメントを投稿