2013年3月28日木曜日

平常心を養うために

びっくりしてひっくり返ってる訳ではありません。
2012年マスターキャンプ
空手は武道なんだから、勝ち負け、ましてや試合なんて邪道だ、という意見も時々聞く。この理論にも一理あるけど、せっかく大先生や大先輩方が試行錯誤して試合というシステムを作ったんだからこれに乗らない手はないし、トーナメントも稽古の一部です。

だけどだけど.........とまだ反論したい人に、『なぜ試合に出るのが望ましいのか』を説明したとてもいい記事があるので紹介します。

私自身これを読んで、なーーるほど!!と目からウロコの納得でした。

☆月刊空手道2013年3月号、黒帯への道!小林邦雄師範の記事より

---基礎的な鍛錬や基本動作の反復稽古は必要不可欠なものですが、マンネリ化を起さないためにも積極的に大会へ出場したり、昇級・昇段審査を受験したりするのが望ましいのです。 
 向上心を掻き立てるのにも役立ちますし、何よりも人と競い合ったり試験を受けることで、自分の立ち位置、今の自分がどのくらい空手が出来るのかを知るよいキッカケになります。
 また、試合や試験による緊張は、いざというときに自分を守るための平常心を養うためにとても必要なことです。この緊張感になれることは、常に自分の力を発揮できる源になります。空手道は護身術なので、いざというときに緊張して何もできなければ、せっかく稽古を積んでも役に立ちません。そのためにも、稽古のための稽古ではなく常時緊張感を持ち、目標や目的をはっきり持って稽古に取り組んで欲しいのです。---

大先生にはさまれて少々緊張気味。
なるほど、試合や試験は、平常心を養うため なんですな!

身に危険がない時(試合や試験)に目一杯緊張してそれに慣れておかないと、不運にも実際に襲われたとき、固まってしまって何もできない、と言う状況になるのかーー。

近頃の映画は女性が強くなって敵に襲われても果敢に戦うシーンが多くなってきたけど、古い映画を見ると女性は「きゃー、きゃー、」と頬に両手を添えて叫ぶだけ。たっぷり叫んだ後にやっと逃げたと思ったら必ず転ぶし.....これを見るたび「叫ぶ暇があったら戦えよ!!!走れよ!!!」とイライラし、絶対に自分はこうはなるまい、と心に誓っていた。

これが頭に残っていたからかどうか忘れたが、私が空手を始めた理由のひとつに『ビックリしないようになりたい』があった。大きな声とか誰かが急に出てきたとかして、ビックリして体がすくんだり、気持が一瞬固まったりするのがいやで、そうならない様に精神的に強くなりたかった。なによりも試合であがってしまって自滅する自分の精神的な弱さを何とかしたかった。

未だにビックリは止まらないけれど、試合のときの緊張感に対する対処はどう変わったか?
詳しくは次回です。

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2 件のコメント:

  1. さすかっち2013年3月28日 18:42

    おっしゃる通りだと思います。

    道場で昇級、昇段審査や試合に出ない人は、まず続きませんね。

    平常心もよくわかります。

    九州大会などで、全く知らない相手と組み手をするのはものすごい緊張感で、組手の後に体が硬直して動けなくなったことがあります。

    もっと、武道を学ぶ若者が増えて欲しいですね。

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    1. コメント有難うございます。
      初めて空手の公式試合に出た時、アメリカ人の剥き出しの闘争心にビックリして、すっかりすくんでしまったのを覚えています。今では大分経験を積んでそういうことは少なくなりましたが、やはり現場を踏まないと身につかないことも多いです。実戦を積むと道場での稽古が何十倍にもなって還って来るので、ぜひ試合に出て色んな経験をして欲しいと思います。

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