2011年11月16日水曜日

第33回国際松涛館空手連盟全米大会2011 その3.こだわりのメダル


金メダル
アメリカでもらうメダルは、金と銅の区別がほとんどつかない。

去年は1位と3位だったので並べてみると良くわかるが、もうどっちがどっちだか見分けるのは難しい。

それとか、「メダルがしょぼい」............と言うコンプレイン(文句)はたくさん出ていたようで、矢口先生は『一年がんばってもらったメダルがしょぼいやつじゃ、選手はかわいそうだ。今年は日本から取り寄せる。』
と宣言され、すばらしく立派なメダルがたくさん道場に届けられた。
一番高い所に立っているのに
隣の人とあまり変わらない。

「ほら、見てみな。金メダル。きれいだろ」
と、渡されたメダルはぴかぴかで、中山先生のお顔が彫られていて、ずっしりと重かった。
「うわ~~すご~~い!きれい!金ぴかだー。欲しいなー。先生、イッコ貰っていいっすか??」
「だめ。欲しかったらがんばって稽古してください。」
「うへ~い。おお......っす。」

そして今度は、豪華なカップがたくさん届いた。


これは、団体戦の勝者に贈られるカップ。
まるでウィンブルドン並み。こんなん見たことない。

そして次に表彰台。
これも今まではなかったもの。
ペンキを塗り直し、道場に立てかけてあった。
『うう~~~、高いところダイスキだもん。真ん中に登りたい。一生に一回くらい、立ってみたいなー。』

これも矢口先生の作戦なのか、欲望(とプレッシャー)は、どんどん高まっていくのでした。


To be continued........

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第33回 国際松涛館空手連盟 全米大会 ISKF US NATIONALS 2011 その他のエピソード その1.速報その2.スーパーシニア誕生その3.こだわりのメダルその4.下半身の安定性が鍵!その5.形の予選その6.組手予選その7.集中あるのみその8.形で優勝!その9.後の先、対の先、先の先その10.組手で優勝!その11.表彰式その12.白い黒帯


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