2011年11月21日月曜日

第33回国際松涛館空手連盟全米大会2011 その5.形の予選


いよいよ予選が始まった。
リングは6つあり、それぞれで緊張と興奮が入り混じり、すごい熱気!

ちょっと早いかな、と思ったが、とにかく落ち着かないのでウォームアップを始める。
アミノオール AMINO ALL は朝食後に摂ったので良しとして、BCAA 摂んなきゃ。
あ、今のうちトイレ行っておこっと。おっと、ミルキー舐めたら少し落ち着くかな。

ずーっと緊張状態が続いてたためか、時々ふっと気が抜ける。

これはやばい。(-"-)
ここまできたらどんだけ集中できるか『ダケ』にかかってるとゆーのに、今ここで腑抜けたら今までの苦労が水の泡。
歩いたりストレッチしたり、何とかしようと頭の中はパンパン。

「シニアの女子は集まって下さい!」と呼ばれ、ついにその時がやって来た。


ラッキーな事に、リングは試合直前に練習で使ったリングと同じ。床の感触はばっちり残ってる。

私は基本、試合中はほかの人の形は見ない。
映像がインプットされ、惑わされるのがいやなのと、とにかく集中する事に集中するためだ。

名前が呼ばれた。
一回戦は紅白戦である。

ピシッと立って礼をすると、焦点が定まった。
主審が選んだ形は、『鉄騎初段』
なんてこった、今年でナショナルズは4回目だが、4回とも一回戦は鉄騎初段。すごい偶然。

初戦は無事突破。
去年の準優勝者が一回戦で敗れる、という波乱があった。

次は選定ラウンド。紅白戦。
相手は去年の3位につけた彼女。背が低くアジア人で、タイプが似てる。小柄だけど強い形をする。

主審が選んだ形は『慈恩』である。
腹にずしっと気合が入った。よしゃ!サイコーのジオンやってやるッ。

実は試合前、矢口先生が唯一褒めてくださったのがこの慈恩。
「慈恩は、いいぞ。良くものにしてる。」とお褒めの言葉を頂き、もー自信満々??

「はじめ!」の号令と共に、菩薩から阿修羅へと豹変する。
着眼がピシッと決まる。床なんて気にならない。
切れ味鋭く、力強く、一つ一つの技をしっかりと!

「やめ!」
かなりいい出来だったと思う。今までで一番良かったかも.....
「判定!」やった!旗が上がった!うっしゃぁ~~!

リングサイドで見ていた道場メイトが、「素晴らしいジオンだった。タイミングとか、完璧。見たことない位最高。」ってコメントしてくれました。うれしい!!

そして最終ラウンドは自分の得意形をやる、ポイントシステム。
上位3人が明日の決勝に残れる。
形は『抜塞小』
唯一22点台を叩き出し、決勝ラウンドへと駒を進めた。

ふぅぅ~~~、ちょっと一安心。


To be continued........

 **大会結果の詳細はココをクリック**

第33回 国際松涛館空手連盟 全米大会 ISKF US NATIONALS 2011 その1.速報その2.スーパーシニア誕生その3.こだわりのメダルその4.下半身の安定性が鍵!その5.形の予選その6.組手予選その7.集中あるのみその8.形で優勝!その9.後の先、対の先、先の先その10.組手で優勝!その11.表彰式その12.白い黒帯


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