ISKFマウンテン地区春トーナメント2015☆自由一本組手

男対女、自由一本組手の動画

当日会場に行って登録を済ませる。するとトーナメントの責任者の先生が、『君のカテゴリーは一人だけだったんで、男性と一緒にやってもらう事にしたから。』と仰った。形は55-64歳だが、組手は45-54歳男子とミックスになった。

おお～～、来たか～～～槍でも男でもどんと来いだぁ！

しかしひとつ問題が！

組手は男女でやる場合、自由組手ではなく『自由一本組手』になるのだ。

自由一本とは、基本一本組手と同じ様に攻撃側はターゲットを言い（順突き上段とか前蹴り中段等）その技を一本繰り出す。防御側がそれを受けて反撃する、という約束組手なのだ

が、基本一本と違うのが、お互い自由構えになり動き回れる事。だから攻撃を仕掛ける間合いと、始動を相手に悟らせない呼吸の仕方がポイントになってくるのだ。

実はこれ、凄く難しい。練習でもまともにできたためしがない。

だって相手は私が何の技をどこに仕掛けるかわかっているのだ。しかもフェイントや替え脚、誘いなどの技を使うと警告を取られる。場外も警告。警告3つで失格。

反撃技は2種類以上使わないと失格。全部逆

突って訳にゃあいかんのですだ！

間合いをよく見て一瞬で相手に飛び込まないと！『行くわよ～』て感じで相手にモロわかりで行くと、間合いは遠くなるわ簡単に受け極めされちゃうわで全くお話にならないのです
うぅぅぅぅむ......よっしゃーやってやろうじゃん！

予定では段テストが終了した後すぐ黒帯の試合が始まるはずだったので、時間を逆算してBCAA PRO を取り、ウォームアップをし、準備万端さっさと終わらせようぜ！のモードになっていたら子供を先にやると言う。あいや、審判をやらねばならない。いつ呼ばれるのか全くわからない。時間はどんどん過ぎる。お腹もすいたし主審をやったので気が張って疲れて来ちゃった。

もう待ちくたびれたー！まさか忘れてたーなんて言わないよね？最後の最後にやっと呼ばれた。ドクター石井の奥様が『トリですね！』と励ましてくれた。ああ有難うございます。
リングは矢口先生の目の前。嬉しいけど緊張する。むむ.....黒帯全てを目の前のリングでやるために待たされたのかも？

形は得意形、抜塞小。
危なげなく優勝を決めた。ぷはぁ～～、良かったぜい！
歓声も多くちょっとくすぐったかった。

さて問題の『自由一本組手』相手は年下のリチャード。もちろん強い。体全部弾丸にして行くっきゃないでしょ？肚は決まってる。

私からの攻撃だった。
技は、上段順突、中段順突、前蹴り中段、横蹴込み中段の順。
初動を全くなくし、膝の力を抜き倒れ込むような感覚で思い切って飛び込む！来るのがわかっててもわからせないで気が付いた時は遅い、と言うのが理想だ。
上段順突、中段順突、これは自信あったしOK.
問題の前蹴り。相手に悟られない様にじりじりと間合いを詰め、思い切り腰を入れて放った前蹴り。相手の腹にズバッと入ったのがわかった。おおおおお☆やればできるじゃん、会心の前蹴りだ！！！

次は受け側。
突きは確実に受けて体全体をねじ込む様にして反撃。よし。
彼の前蹴りを十字受けしようとしてミスし、モロに腹に入った。ぐるぢぃ～～～。直前に場外を取られたのでもう一度前蹴りだ。これは私に有利な展開。痛かったがラッキーだ。横に捌き、堅実に下段払いして反撃。

さて判定は？！
赤（私）に2本上がったのは見えた。でも後の2本はわからない。再試合はしたくない、お願い！そして主審が『赤の勝ち！』と手を上げてくれた！
やったあ！勝った！！＼(^o^)／

見ていた人にも結構ウケてました。
女性諸君、来年はぜひ試合に出てね！！

(^^♪前のエピソード：男が来るか？女が来るか？

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