2016年10月24日月曜日

10.組手決勝その1。強烈な蹴りを腹に喰らう。空手世界大会 ISKF WORLD SHOTO CUP 2016

組手決勝の動画その1。腹を蹴られてうずくまる......


果敢に攻めるがなかなか得点できない
組手の決勝の相手は、強敵マルシアを倒して上がって来たベニルダだ。 『マルシア対ベニルダ、まるで全米大会の決勝だよね。』とコーチと話していたくらい。
ベニルダとは過去に3回闘って、まだ一回も勝った事がない。
2012年の全米でいいところまで行ったが、勝ってはいない。直前のマスターキャンプでは、いいとこなしだった。
まさかまた惨敗する訳にもいかない。腹をくくって覚悟を決めた。

彼女は大柄な割には動きが速く、懐が深い。組手も熟知している。
積極的に攻めるが、『間合いが遠い』と取られ
身体が浮いてしまっている。これじゃあダメ。
てしまう。
イマイチ中に入り込み切れない。

試合後ビデオを見てわかったのは、最短距離の中段をもっと攻めなければいけないのだが、身体が浮き上がって上段ばかりに行ってしまったのが原因の一つ。

隙を見て飛び込んだと同時に、強烈な蹴りを左腹にくらってしまった。
『しまった、やられた!』と瞬間的に頭をよぎった。前蹴り得意だったんだよな......と思い出しても後の祭り。耐えられず腹を抱えて思わず床に転がった。ぐぇぇぇ~~~!

床から這い上がってくるような突き。これでしょう!
主審がタイムをかけ、メディカル(救護班)が駆け寄って来た。
『蹴られたのは、後ろじゃなくて前だよね!?』と、南アフリカ訛りの英語で何度も聞かれた。
ああ、そうか........後ろの方だと腎臓、って事もあるので、後々滅茶苦茶苦しくなって血尿が出たりするんだよね.......

『ううう......前の方です。ここ.......』とゼイゼイしながら答える。
さすが彼女はコントロールが良く、ちょうどあばらの下だったので骨も大丈夫っぽい。苦しいけどそういう痛みはない。
ここであばら折れたら、この後のバケーションが苦しい旅になってしまう。ま、良かったな.......と考える自分。
メディカルチーム大忙し(この写真は私ではありません)

しばらく床を転がっているとだんだん落ち着いて来た。
メディカルの御兄さんの指示に従って、お腹を伸ばしたりストレッチする。
『大丈夫?』『大丈夫です!』と答え、立ち上がる。

正座しているベニルダに、『立って、私、大丈夫だから。』と身振りで知らせる。
そして、試合開始!


 To be continued......... 
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(^^)空手世界大会 ISKF WORLD SHOTO CUP 2016、その他のエピソード☆1.稽古稽古!2.秒読み開始3.形優勝、組手準優勝!4.アフリカ大陸の最南端、南アフリカへ5.怪我をしない事6.開会式7.予選8.形優勝、連覇達成!、 9.空白の2分間?10.組手決勝その1。強烈な蹴りを腹に喰らう。11.組手決勝その2。強烈な背刀を頭に喰らう。12.組手決勝その3。残念だけど嬉しい準優勝。13.パーティ

***サプリ一口メモ***
食べすぎ?飲みすぎ?疲れた肝臓にはライブR(Live-R)をどうぞ。


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