スティング(左)とポール・サイモン(右) |
場所は、デンバーにあるペプシセンター PEPSI CENTER だ。
なぜこの二人のコラボなのかはわからないが、オイシイ組み合わせである。
何か月も前にチケットをゲットし、行くのを楽しみにしていた。
席はバスケのコートに正面に向いているのだが、ステージはコートの左端(私の席から向って)にセットされていたので、斜めに座って見る羽目になった。ちょっと変な感じ。
正面席(バスケのコートの上)もあるが、フラットなのでかなり前に座らないと見るのは厳しそうだ。でももちろんこの場所が一番盛り上がってる。
うわ~なんか贅沢、わくわくするな~。
さてさて、観客は中高年のカップルが圧倒的に多かった。
考えてみれば、スティングは62歳(*_*)、ポール・サイモンは72歳(◎o◎)である。ファンも年を取るわな......
私としては、スティングはポリス The Police の時に、ポール・サイモンはサイモン&ガーファンクルSimon & Garfunkel の時によく聞いた。
演奏に酔いしれる観客 |
コンサートはきちんと8時すぎに始まった。
開演を2時間半も引っ張ったどこぞのおばちゃんとは打って変わって、紳士的な始まりだ。
まずスティングが登場しヒット曲を披露、次にポール・サイモンが現れた。彼があんなに小柄なんて知らなかった。160センチあるのかな.......ギターがやたら大きく見える。身体が完全に隠れちゃってるじゃん。
2人の歌と演奏はもちろん素晴らしいが、バックバンドのレベルがバカ高い。
さすが、一流のミュージシャンには一流のバンドがつく。特に、トランペット(彼は結構若かった。30歳位)と一番高年齢のドラマー(おそらく60歳以上)が特に素晴らしかった。
超一流のミュージシャンたち |
前半はスティングがコンサートを引っ張り盛り上げ、そのスター性を十分に見せつけ、サイモンはなんとなく影が薄い様に感じた。
しかし、コンサートが進むにつれそれが逆転し、サイモンの存在感がどんどん増していき、しまいには完全に喰ってしまっていた。
気が付くとサイモンがステージを支配していて、観客もそれに酔いしれていた。何となくスティングが若造に見えて来た。......
スティングはスター、でもポール・サイモンはそれを軽く越えてしまい、もう神みたいな感じだった。
とにかくその存在感に圧倒された。
小柄な体から発するオーラは凄まじく、ミュージシャンを含めた会場全体がサイモンに呑まれてしまい、完全に彼のペースで幕を閉じた。
しかし、何ですな........
ステージで飛んだり跳ねたり、サーカスまがいのパフォーマンスを見るのは楽しいけど、こう音楽だけで勝負されると、その差は圧倒的ですな。パフォーマンスがチープに思えてきます。
貫録十分、レベルの高い音楽を堪能できた、素晴らしいコンサートでした。
***サプリ一口メモ***
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