2008年1月7日月曜日

弓道 in ボールダー Part 2



最初に弓を引くのは、男性3人。
弓歴20年とか、25年とか紹介されていた。おそらく一番先輩なんだろう。

足の運び方、方向転換の仕方、立ち方、座り方、弓の持ち方、矢の持ち方、つがえ方、構え方、それぞれがその古来からのやり方にのっとって行われる。矢を射るまでの動作を覚えるのが大変そうだ。
全てがゆっくりと、静かに進んでいく。
みんな、動作をおこなっている一人の人に注目しているが、あせることなく(でもやっぱり緊張してそうだ)確実に手順を踏んでいる。

最初は、坐射(ざしゃ)
ひざをついて引くやり方。跪射(つくばい)と呼ばれ、日置流(へきりゅう)のみの、やり方。
男性は、右足はあげて、左ひざだけついていた。女性は両膝をついていたが、バランスが取りにくそうだった。

弓を2本引いたら、次は、立射(りっしゃ)
立って引くやり方。坐射よりダイナミックだ。これも2本引く。

拍子木が鳴ってこの3人は終わり。

次は、女性3人。
男性と違い、着物姿が華やかだ。でも、表情はきりっと締まっていてかっこいい。
同じように、坐射と、立射、2本ずつ。
特に、真ん中にいた女性は、その立ち姿や、矢を引いたときの構え、引いた後の残心など、とても綺麗だった。終わったあと、ちょうど私の隣に座ったので「すごく素敵だったデス 」と言うと、とてもうれしそうに、ちょっぴりはにかんで笑っていた。緑の目が印象的な女性だったな。

最後に、男性4人が同じように引き、弓を引く儀式はおしまい。
思ったより時間がかかり、たっぷり2時間は過ぎていた。

この間、進行役を務めていたのは、若い白人男性だったが、彼はこの儀式の間、板の間の上に、ずーーっと正座だった。時々、足を組み替えてはいたが、すっと立ち上がったときも、特に足が痺れた様子でもなく、さっさと歩いていた。ん.....何かコツがあるなら知りたい......

この後はお楽しみの、宴会です。
御屠蘇をいただき、乾杯しました。

お琴の先生の演奏は、華やかでとてもお正月らしく、柴田先生の唄(詩吟?)は、とても味わい深かった。
生徒である日本人男性の、袴姿でのヴァイオリンの演奏と、白人男性のジーンズ姿での尺八の演奏は、そのコントラストがおもしろかった。

  To be continued.....


その他のエピソードはコチラ。Part 1Part 2Part 3 チベット仏教との深ーい関係


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