2008年1月10日木曜日

弓道 in ボールダー Part 3 チベット仏教との深ーい関係


ボールダーには、色んな肩書きがある。
ランナー&ロハスの聖地。これは有名だ。
桃源郷、そして「アメリカのチベット」.......これは、ただ単に、標高が高いからだけではない。チベット仏教と深ーい関係があるのだ。

「弓道は瞑想だ“Kyudo is meditation”」と言い切る、柴田師範。
PART 1 でも触れたが、柴田家は、1540年からの弓道の名家であり、130年にわたって御弓師として天皇家に仕えた。その弓の名家が、なぜ、ボールダーにいるのか?

実は、1980年に、チベット仏教関係者の招きにより渡米したのがきっかけ。
その関係者というのが、チョギャム トゥルンバ リンポチェChogyam Trungpa Rinpoche(1939-1987)その人だ。
彼は、瞑想の第一人者Meditation Masterであり、アメリカに初めてチベット仏教を伝えた一人でもある。

ボールダーに本部がある、ヴァラダーツVajradhatuと、ボールダーにある、北アメリカ最初の公認の仏教大学、ナローパ大学Naropa Univ.は、彼が設立した。

弓道をやっている、という日本人の女性が、「今は日本では、どちらかというと競技が中心で、20代目柴田師範が”武道としての弓道”を実践してる最後のひとりなんだよね.....」と、ちょっと淋しそうに話していた。

以下は、禅虎弓道の哲学の抜粋です。
弓道を稽古する上で一番大切なことは、心をより深く、磨くことである。
的に当たったらうれしいかもしれないが、弓道ではこの「的に当たってうれしい」という気持を切り離さなければいけない。それは、エゴを満足させるだけだからだ。
的に当たったかどうか、美しいフォームで弓が引けたかどうかは、稽古の目的ではない。勝ち負けでもない。自分自身のエゴを切り離すことだ。
そうすることによって、平和という和を作っていくことができる。そしてその和が、全世界の平和へとつながっていく。これこそが、本当の意味での勝利なのだ。

.......とまあ、こんな感じです。ボールダー人の哲学にピッタリはまってるではありませんか!!なんでチベットなのか、とっても疑問だったんだけれど、ちょっぴり理解できたような気がしますデス。


その他のエピソードはコチラ。Part 1Part 2Part 3 チベット仏教との深ーい関係

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