2008年11月10日月曜日

ロングウェイラウンド LONG way round ②


旅バイク番組のロングウェイラウンドLONG way round
もちろん、テレビ番組だから、車に乗ったクルーもいるし、ドクターも同行した。
オートバイはBMWが多分、提供しただろうし(最初、KTMに決まりかけたが、KTM側が断ったのだ!)、仕事なんだからお金もでる。

出発前には、パーソナルトレーナーとトレーニングをし、サバイバル術を学び、オートバイの乗り方のレクチャーも受けた。
うらやましい限りだ、が、楽な旅ではなかったのも確か。
3ヶ月も、ろくなプライバシーもなく、キャンプを続け、ひたすら走り続ける。

もうこれで終わりか?!と旅をあきらめかけたのが、シベリアはヤクーツクSiberia,Yakutsk.

このあたりは、北半球で最も気温が低い地域。夏とはいえ、寒ソーーーーだーーーー。
おまけに、レナ川Lena riverという、長い長い川があり、それを渡るのが大変だった。
雪解けのためか、水かさが多く、橋が決壊してる。橋といっても、枕木が渡してあるだけの、簡単なもの。壊れてなくても、はたしてあの、重いBMWが渡れたかどうかはわからない。
レナ川がなくなるところまで行こうと思ったら、それこそ何千キロもあるので、無理。

そこで、ひたすら道で、車が通るのを待ったわけだ。一応、幹線道路なのだ。っていうか、他に道なんかない。あるのは森林のみ。

1日中待って、でかいトラックが来た。交渉し、バイクを載せて川を渡ることに成功。
クルーの車は、ロープで引っ張った。川の中でバランスを崩し、屋根に積んだ荷物が落ちてしまった!
「カメラ!!」と叫びながら荷物を追いかけていたディレクター。

あれは見てても、大変だったな~。無事に川を渡った時は、思わず万歳した。

もうずいぶん前、崩壊前でまだソ連だった頃、モスクワに行ったことがある。
その時、シベリアの上空を通った。眼下に広がるのは、深い森林と、蛇の様な川だけ。生き物の息吹が全くしない、不気味な静けさだった。

そこをオートバイで走るなんて、よくやったよね~。

クルーの車は、イギリスのローバーRoverではなく、三菱L200 ANIMAL LWB 4WBってやつだった。タフな旅には、やっぱり日本車かな?

第2弾は、ロングウェイダウンLONG way down。今度はアフリカに行ってます。今、夢中で見てる最中。



(*^^)vLONG way round①はコチラ。


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