稽古が遂に終了し、形トーナメントが始まった。
最初のラウンドは、フラッグシステム。
選手ふたりがリングに入り、主審からその場で言い渡された同じ形を同時にやり、赤と白、どっちが勝ったかを、5人の審判に即判定されてしまうという、厳しいルール。
この場合、小さなミスが命取りとなる。“正しくやる”ことが大前提だ。これってとても難しいのです。
ここを何とか気力で勝ち抜け、決勝ラウンドへ。
(~_~)実は名前が呼ばれてもまだ頭が寝てて、形の後半で目が覚めたのデス...ひゃ~大変だ。
決勝は、自分の得意形をする。そして、審判員の、最高点と最低点をけずった、合計の得点で勝敗が決まる。得点が高い方が勝ちだ。
私が選んだのは「雲手(ウンスー)」別名、若者用の形。(^^ゞ
というのはこの形、鋭い切り替えしの後、寝っ転がって左足で蹴りをし、床の上でさっと体を方向転換させ右足で蹴り、「ドッコらショ」とならないように、低いスタンスで立ち上がらなければならない。最後は空中一回転スピンで締めくくるという、雲同士が喧嘩してる様な、変幻自在の形なのだ。
でもー、空手始めたとき既におばさんだったし、おばーさんになる前にやっておきたかったのです。
ココをクリック!これが雲手です。
(ガイジンさんの中には“アンスー”になっちゃうヒトもいます。UN...だからネ(^_^;)
雲手の練習を始めてまだ1ヶ月、できないこともたくさんある。それがわかっててやるのは無謀だが、今どの程度できるのか、判定してもらうのにはちょうどいい機会だ。
結果は...まだまだですな。40%の出来。
自分でやりながら「あー、極めが甘かったな。あー、タイミングずれた。おっ、ここはまあまあ」とよーくわかった。
けれども、この後、点数には代えられない幸運な出来事が!
試合で主審を務めていたMT先輩。彼はかつての全米形チャンピオン。そして得意形は雲手。私がまだ初心者だった時、初めて彼の形を見た。その時の衝撃ははっきりと覚えてる。未だにあれ以上の雲手は見た事がないのです。
試合終了後、つかつかと寄ってきたMT先輩。コメントを求めようとしたら「山のようにあるよ。今この場で教えるから」と言って、いきなり直接指導をして下さった。
手取り足取り、事細かにしかもわかり易く。 こんなチャンスめったにない。玉砕覚悟でやった甲斐があったというもの!できる限り、頭とカラダに叩き込み、忘れない様にと、ベストカラテの雲手のページに書き込んだ。
ああこれで「私できない」という逃げ道はなし。
3月には、マウンテンステイトのトーナメントがある。その時までに何とかかたちにしたい。
はたして、火事場の馬鹿力が出るかどうか...??
前のエピソードはこちら☆寒稽古、無事終了です
***サプリ一口メモ***
寒稽古、みんな良くがんばりました。アイスジェルICE-GELで、カラダを休めてあげましょう。
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