2010年5月7日金曜日

40周年記念「和の絆」招待試合 その4.警告!


ISKFとWKF、実は大きくルールが違うのが組手。

赤白ではなく、赤コーナー、青コーナーになる。
帯は、自分の帯をはずし、赤か青に付け替える。
和道流の人たちは、グローブも赤か青をする。私たちは自前の白いヤツ。
彼らは、足の甲にクロックスの様なパッドをつける。これも赤か青。

このパッド、当たるとバン!!という大きな音がする。実際の話、審判に大いにアピールできるのです。

試合時間2分、8本勝負。
突技は1本。
蹴技は、上段3本、中段2本。

お分かりのように、上段蹴が決まれば、圧倒的に有利なのだ。
しかしこのルール、年齢では分かれていても、体重、身長別はなし。
だから、私のように身長が低い者が、手足の長~~いガイジン相手にやるのは、とーーーっても不利なのです。
しかも彼らは総じてスタンスが高いので、上段なんか届かない。
地道に中段突で...と思っても、8点も取るのは至難の業。

それでも作戦は、蹴り主体で行こうと決めていた。
開始直後、私の上段突が相手の顔にヒットし、いきなりの警告を受けてしまった。

「やばい」

「え~、まじっすか~~??ちゃんと受けてよー。無防備じゃないのぉー?鼻血も出てないしだいじょぶだよー。」とごちゃごちゃモンクを頭の中で言っても後の祭り。ルールはルール。
数年前WKFルールの試合で、相手をノックダウンさせて失格になった事がある。アレはカイカンだった。

ま、それもいいんだけど...って良くない!!今回はダメ!(-"-)

急に戦意を喪失、自分を見失う。矢口先生の面子をつぶすわけには行かない。負けれないのよー。
気ばかり焦り、蹴りなど入るはずもなく、技が中途半端になる。
「もうイヤ~~。オウチに帰りたい~~」と自暴自棄になるワタシ。

と、その時、道場メイトで松岡修三真っ青の熱血男子、デイブの「ミドルミドル!!いけぇーーー!!!」という声が耳に飛び込んできた。そこではっと我に返り、「そうよ!自分の空手よ!私ったら何をやってるの??」と目が覚めた。
蹴りで3点とって楽しようなんて、100年早いのだ。

確実に出来る技、中段逆突きでまずは一点、その後点を重ね、何とか勝てた。
「ぶへー疲れた。あー、勝って良かった」と心から思ったデス。はい...

熱血デイブがすぐ寄ってきて「おい、あんなのPICOじゃないぞ。顔が帰りたいって言ってたぞ!ナショナルズを思い出せ!一歩も引かなかったじゃないか!あれがPICOの組手だ!」
と、熱いお言葉。

オ、押忍。
おっしゃるとおりですだ。でもなんで帰りたいって思ってるのばれちゃったんだろ?そんなに顔に出てたかなー。

強烈に背中を押してもらい、決勝のリングへとコマを進めたのでした。


To be continued....


☆40周年記念「和の絆」招待試合(^^)vその他のエピソード その1.前日までその2.形で優勝その3.火花散る女同士の戦いその4.警告!その5.総合優勝


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