2010年5月10日月曜日

40周年記念「和の絆」招待試合 その5.総合優勝


さーてさて、待ったなしの組手の決勝戦。
相手は長身のエイミー女史。和道会のベテラン選手だ。

それにしても身長差、25センチはあるよなーーー。

さっきの試合の教訓を生かし、確実に突きで責める。
取る、取られる、の繰り返し。シーソーゲームだ。

エイミー女史のマウスピースは赤く、気合と共に攻撃してくると、ぐわっと口を開いて、真っ赤な歯(マウスピースなんだけど歯に見えるのだ)をむき出しにしてこっちに向かってくる。それをもろに見る。

「うわー、赤鬼みたい」なんて不謹慎な事を考えながら、受けたり突いたり...

果敢にも蹴りを出す。
ことごとくブロックされる。それもそのはず、遠くからの間合いのなまくらキック、「行くわよぉ~」と言ってから「蹴りを出してる」キックなんてみえみえだ。

技の攻防がある。主審は「抜けてる」のアクションをし、「やめ」のコールはかからない。息が上る。
相手だって同じだ。疲れているはず。

それにしても彼女は手数が多い。つられてこちらもつい、余計な動きをしてしまう。
もっとよく見て、タイミングとって、自分の間合いでやらないと...

回し蹴を出す。
中段と思ったら、相手のヒップの下部に当たってしまった。
「あれっ?低かったかー。あの高さは私の上目の中段ジャン」
警告を受ける。「下の方への蹴りは、だめですよ」と日本語で注意されてしまった。ゴメンナサイ。

でも今度は動揺しない。大丈夫。

その隙に横目でスコアを見ると、4対4の同点。
あせらないで、確実に行かないと。しかし長いなー。いつになったら終るんだ?

「続けて始め!」の声がかかり、二人とも気合と共に飛び出す。
「10秒前」のアナウンスが聞こえたとほぼ同時に、『ズバッ』という音がして、前蹴が相手の腹、きっちり中段に入っていた!

「青、中段蹴、2本!」
土壇場での2点、これは大きい。でも相手は長身。一発上段に蹴りが入ったらたちまち逆転だ。

「このまま逃げるか?」一瞬考えが頭をよぎる。
「NO,Fxxxn WAY---!!!!ちっこくても男矢口の直弟子だーい!最後まで、攻撃、行きまーーっすすすす!!!」
と、戦闘態勢に入ったところで「時間です」のコール。

「それまで!元の位置に戻って」「判定、青の勝ち!!」

エイミーさんが握手を求めて近寄ってきた。そして「Nice Kick!!」と自分のお腹をポン、とたたいた。
「ありがとう。楽しかったです。またやろうね♡」

最後に出た前蹴。これは自分でも考えずに、自然と出てたもの。蹴った本人がびっくりしたんだから、これは相手にはよけれないだろう。
先日、チームトレーニングでコーチのマーク先輩が言っていた「蹴りを出すんじゃなくて、蹴るんだよYou are not kicking A kick, you ARE kicking.」って...ああ、こういう事なのかな...

長かった一日。
実は珍しくとても緊張していて落ち着かなかった。まだまだ修行がたりませんなー。
まあ、色々反省点はあるけれど、何はともあれ『勝ち』で終ったんだから、今日のところは良しとしましょう(^_^)v


☆40周年記念「和の絆」招待試合(^^)vその他のエピソード その1.前日までその2.形で優勝その3.火花散る女同士の戦いその4.警告!その5.総合優勝


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