2008年12月3日水曜日

第30回 国際松涛館空手連盟 全国大会 ②組手


空手の歴史から行くと、組手は新しい。最初は形しかなかったのだ。
今は空手というと、格闘技っぽくなっている団体もあって、組手の方がハデかもしれないが、空手の真髄は形であると、信じている。形をやりこんで初めて、組手もできるというもんだ。
だから上位に行く人は大抵、形も上手いし組手も強い。

個人的には、体も、精神的にも、技術的にもまだまだ未熟な初心者に、自由組手をやらせるのには反対だ。ただ単にキャットファイト―ネコパ~ンチ!-になるだけで、意味がないと思う。

心技体ですね~。

国松空連では、白帯から始まって、黄色、オレンジ、緑、紫、茶、と級が上がっていく。自由組手をやるようになるのは、茶帯からだ。妥当な線だと思う。

ここでいう組手とは、理想で言えば“一拳必殺”。いかに一発で、相手にダメージを与えられるか、だ。数打ちゃ当たる、ではナイのである!
しかも松涛館は、寸止めルールなので、これがまた難しい。ターゲットに遠すぎてもダメ、近すぎてもダメ。自分の技をコントロールできないと、いくら力が強くても、ダメである。
このタイミングを見極めないといけない。

当たったらイタイからヤ、とか、怖いからヤ、というのなら組手はやらない方がいい。
「やだな~、やだな~」と思いながらやってると、必ず痛い目に合うもんだ。腰が引けてると、相手は自信を持ってかかってくるので、まず勝ち目はない。だって、最初っから勝負を逃げてるんだから、当然っしょ?

今回の大会、自由組手で一番印象に残ったのは、アリゾナ州Arizonaから来た、ヨーコちゃん。
身長150センチそこそこの、元気いっぱいの18歳の女の子だ。聞けば、大人の試合に出るのは、今回初めてだったそうだ。

準決勝の相手は、身長175センチはあろうかという、大柄な女性。
小柄な選手は特に、相手のふところに飛び込んで勝負しなければならない。間合いを遠く取る、ということは、リーチのある相手の間合い、なのだから。
わかっちゃいるけど、コレがなかなかできない。相手だって必死なのだ。
一瞬のスキを突いて飛び込む、という行為は、その見極めと、瞬発力がもちろん必要だが、何と言っても大切なのは、恐怖感を克服して決断する、その思い切りの良さだと思う。

ヨーコちゃんは、まさしくそんな選手だった。デカイ相手に果敢に向かっていく、そのファイティング・スピリットは素晴らしかった。

その試合は、コレをクリック!ヨーコvsジョアナ

矢口先生はいつも「向かっていけ!」とおっしゃるのだが、まさにそれを見た感じだった。

健闘空しく負けてしまったが、その戦いっぷりはみごとだった。対戦相手は優勝し、ヨーコちゃんは3位になった。大したもんだ。

試合後のパーティで、彼女と話す機会があった。黒いドレスを来たヨーコちゃんは、とてもオトナっぽかった。話しっぷりも歯切れがよく、昔懐かし体育会、根性入れてがんばります!!ってなオーラ、いいなぁぁぁ!!   

 To be continued...


(+o+)➀予選②組手


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