ロサンゼルスの熱い一日

LAKERS　WON!!!
やったぁぁぁーーーーー！！！我らがレイカーズ、2年連続優勝！！！！

米国時間2010年6月17日、この日ロサンゼルスは朝から異様な雰囲気だった。
何だかそわそわして落ち着かない様な．．．
嵐の前の静けさの様な．．．
みんなが何かを我慢してるような、待っているような雰囲気が、町中に充満していた。
レイカーカラーのムラサキと黄色がたくさん目に付く。
レイカーズの旗をつけた車がたくさん走ってる。

朝、いつもの時間に家を出ると、フリーウェイが異常にすいていた。
いつもより20分も早く着いてしまった。

そう、今日はロスっ子にとって、とても大切な試合が2つもある日。

ひとつはサッカーワールドカップの、メキシコ対フランス。
初戦を引き分けてしまったメキシコ、今日は負けれない。
相手は、強豪フランス。
サッカー命のメキシカン諸君が多く住むLA.
町に緊張感が走り、ゲームが始まる昼ころには、すっかり静かになってしまった。
みんな固唾を呑んで、ゲームに集中してる様子。

「オーレーオレオレー」の大合唱。ワーワーワーワー！！！！
「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール！！！！！」え？？どっちが？？？
「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール！！！！！」だから、どっちがッ？？？？
「メヒコメヒコォォォォ」
やりぃ～～、メキシコが先制だッ！！
そして、駄目押しの2点目を取って、完全勝利。
メヒコ、チャチャチャ！！やったあ～～～～！！＼(^o^)／！！！！

しかし、ほっとするのもつかの間。
今日は6時から、レイカーズの優勝がかかった試合がある。
しかも地元、ステイプルズセンターで、とあれば絶対に勝ってもらわなくっちゃ！！

試合は思いのほかディフェンス戦になり、レイカーズはなかなか点が取れない。
常に先攻され、苦しい試合運び。
しかし常勝レイカーズ、強烈な応援をバックに、落ち着きを取り戻し、確実に点を取り、同点、そして引き離しにかかる。
そして、セルティックスの猛追をものともせず、優勝～～～～～！！！

ゲームをやっている間、フリーウェイはがらがらだった。

優勝が決まったとたん、ロサンゼルスが爆発！お祭り騒ぎだーー！

ステイプルズセンターがあるダウンタウンエリアは、暴動に備えてパトカーがたくさん出動し、取締りを厳しくする。
狂喜乱舞する集団。
テレビでは、優勝の喜びのコメントと、物々しい町の様子を同時に映し出す。
ヘリコプターが頭上を飛び回る。
クラクションを鳴らしながら、車が走り去る。
ところどころで、通行止めが始まる。
勝利に酔った人たちが、雄叫びをあげながら歩き回る。

優勝したのに何故に暴動？？と思うでしょうが、数年前レイカーズが勝った時、それに乗じて暴動が起こり、その時警察側は無防備状態だった。勝った興奮が吹っ飛んでしまう位ちょっとひどい事態になり、それ以降、こういうイベントがあるたび、警戒がとても厳しくなったのです。
だから今回はもう、準備万端、たいした騒ぎにならずに済んだんっすけどね。

興奮して暴れてもいいけど、火をつけたり車を壊したり、ていうのはやめて欲しいもんです。

また新たな歴史を刻んだ6月17日、サッカーとバスケ、2大人気スポーツで、大勝利を収めたロサンゼルスの夜は、騒々しく、そして熱く更けていくのでした．．．

**写真は、自慢のレイカーカウチです。


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