2009年4月30日木曜日

サンタフェの旅⑭ 異次元空間


アビキューABIQUIUからゴーストランチGHOST RANCHへ。

今でこそ、フリーウェイが通って多少便利になったが、この辺は何もないし、どこからも近くない。
ただただ、不毛の赤茶けた土地と、奇怪な岩があるのみ。

オキーフが始めて来た頃なんて、もっと異次元空間みたいだったかもしれない。

それでも、なんというか、不思議と創作意欲を掻き立てる場所である。

何だかどんどんアイディアが湧き出てくるような、そんな理屈ではないオーラを感じる。

アビキューに入ると見え始める、ぺダーナルThe PEDERNALという山。


頂上が何かに切られたように、平らになっていて、とても印象的な山だ。

“聖なる山”と言われたかどうか、何かに惹かれるように、つい崇めたくなるような山である。

それに、あの頂上にUFOが降りてきたとしても、な~んの違和感も感じない。
むしろ当然?

オキーフも"It's my private mountain, It belongs to me. God told me if I painted it enough, I could have it."
「それは私個人の山よ。私のもの。神様が言ったのよ。もし私がその山を十分に描いたら、私の物になるって」



オキーフの晩年を一緒に過ごした、若き愛人ファン・ハミルトンJuan Hamiltonは、彼女の死後、遺言通りにぺダーナル山の頂上に登り、そこからオキーフの遺灰をまいた。


ぺダーナルから眺める景色は絶景か?それとも壮大な異次元空間か?


今度来た時に登ってみようっと!




(^^♪その他のエピソード。①PREVIEW②ボールダーからサンタフェへ③ロレットINN and SPA at LORETTO④サンタフェをお散歩⑤美しいサンタフェ⑥世界遺産タオス・プエブロ⑦世界遺産タオス・プエブロ⑧タオス⑨San Francisco de Asis⑩織物の町チマヨ⑪SANTUARIO DE CHIMAYO⑫アビキューレイク⑬ジョージア・オキーフ⑭異次元空間⑮ゴーストランチ⑯リオ・グランデ・ゴージ⑰Hasta la Vista BABY!⑱グルメな朝食の巻⑲ロマンチック・ディナー⑳UFO WATCH TOWER21.ただいま!ボールダー




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